こんばんは!アイスマン福留です。
今回ご紹介するのは、丸永製菓から新発売された「あいすまんじゅう Dessert フォンダンショコラ」。フランス発祥の人気スイーツ「フォンダンショコラ」を、あの人気和風アイス「あいすまんじゅう」で表現した商品です。
丸永製菓『あいすまんじゅう Dessert フォンダンショコラ』
あいすまんじゅうDessertシリーズといえば、2020年10月のモンブラン&バターキャラメル同時発売を皮切りに、和のテイストをベースに洋菓子の世界観を取り込んできた和洋折衷ライン。2021年にはシリーズ史上初の「チョコあん」を使用したザッハトルテで話題を呼びました。そして今回のフォンダンショコラは、そのザッハトルテからさらに進化した「チョコづくし」の集大成。チョココーティング、チョコレートアイス、チョコあん、そしてとろけるチョコソース——4層構造でチョコの魅力を余すところなく詰め込んだ、冬の季節限定商品です。
プレミアム感漂うパッケージ
パッケージは深みのあるダークブラウンとレッドを基調にゴールドの装飾。左側には金色の枠で囲まれた「あいすまんじゅう」のロゴ、その下に「フォンダンショコラ」の文字が堂々と配置されています。
右側にはとろりとチョコソースが溢れ出す断面イメージ写真。見るからにチョコ好きの心をくすぐるデザインです。Dessertシリーズ共通の高級感あるキンキラな?メタリックデザインは健在。通常のあいすまんじゅうとは一線を画す「ご褒美感」があります。
裏面には「丸永のこだわりの美味しさ」として、商品構造が丁寧に図解されています。「ビターな風味でコクのあるチョコレートアイス」「華やかな味わいでとろけるチョコソース」「柔らかいしっとり食感のチョコあん」「口溶けのよいチョココーチング」——4層それぞれの役割が明記されており、メーカーのこだわりがしっかりと伝わってきます。
4層のチョコレート
袋から取り出すと、全体を覆う深いブラウンのチョココーティングがお目見え。これはDessertシリーズならではのスタイリッシュな佇まい。表面は滑らかで艶やかな仕上がりです。
内容量は80ml。Dessertシリーズの中では標準的なサイズで、2021年発売のザッハトルテ(90ml)と比べると10ml少なめ。とはいえ、ちょっとした休憩やおやつタイムにぴったりの食べ切りサイズです。
アイス部分は、あいすまんじゅう伝統の梅鉢型です。

断面を見ると、外側のチョココーティングの内側にはミルクブラウン色のチョコレートアイス。その中心部には、さらに濃い色味のチョコあんが円状に配置され、最深部にはとろりと光沢を放つチョコソースが。

この4層構造こそが、フォンダンショコラの「中からとろりと溢れ出す」イメージを再現するための設計!断面を覗き込むと、チョコソースがゆっくりと流れ出す様子が見て取れます。まさにフォンダンショコラそのもの!
2021年のザッハトルテでは「チョコあん+アプリコットソース」という組み合わせでしたが、今作は「チョコあん+チョコソース」。より純粋にチョコレートの世界観を追求した構成です。
ひと口かじるとチョココーティングがパリパリッと砕けます。厚すぎず薄すぎず、絶妙な厚みで口溶けの良さを実現。
続いてチョコレートアイスの濃厚な風味が広がります。このチョコレートアイス、甘さ控えめでビターな仕上がり。カカオの深みがしっかりと感じられ、大人の味わいです。
さらに食べ進めると、しっとりとしたチョコあんに到達。丸永製菓といえば、創業者が和菓子の修業を積んだ老舗。その技術を活かした自社炊きのあんは、冷凍でもやわらかい食感を保つ独自製法。このチョコあんも例外ではなく、ねっとりとした舌触りで口の中で優しくほどけます。
そして真打ちのチョコソース。冷凍状態でも、とろりとした食感。華やかな風味、とろける食感——まさにフォンダンショコラの中心から溢れ出すあの瞬間を、アイスで見事に再現しています。
おすすめの食べ方としては、冷凍庫から出してすぐは全体がカチカチで、チョコソースのとろみも味わいも十分に感じられません。5〜10分ほど常温に置いてから食べると、チョコソースがとろりと溶け出し、アイス全体もなめらかになって、フォンダンショコラらしい「とろっと感」が楽しめますので、ぜひこの一手間をお試しください。
あいすまんじゅうの匠
製造者は丸永製菓株式会社。福岡県久留米市に本社を構え、1933年に「永渕製菓所」として創業した老舗。社名の「丸永」は、創業者の苗字「永渕」に由来しています。丸は「円」で途切れがない、永は「永遠」。つまり「永遠に途切れることなく、繁栄していく」という願いが込められているのだとか。
あいすまんじゅうDessertシリーズ比較
| 商品名 | 発売日 | 価格(税込) | 内容量 | カロリー |
|---|---|---|---|---|
| ザッハトルテ | 2021/11/22 | 172円 | 90ml | 248kcal |
| カヌレ | 2022/11/21 | 194円 | 90ml | 236kcal |
| クリーム大福 | 2023/4/17 | 194円 | 95ml | 205kcal |
| フロランタン | 2023/10/23 | 194円 | 85ml | 216kcal |
| ナポレオンパイ | 2025/1/20 | 237円 | 85ml | 223kcal |
| フォンダンショコラ | 2025/12/1 | 237円 | 80ml | 251kcal |
九州から全国へ
1990年代中頃、丸永製菓が全国に販路を拡げるタイミングは、ちょうどコンビニエンスストアが全国展開を加速させた時期。流通の変化が追い風となり、九州のメーカーから一気に全国区へと飛躍を遂げます。
看板商品「あいすまんじゅう」は1962年に誕生。2022年には60周年を迎え、今や年間約5,000万本を販売する国民的アイスです。「饅頭を作っていた感覚をアイスで再現した」という開発秘話はアイス好きの間では有名な話。特徴的な梅鉢型は福岡県の県花「梅」をモチーフにしたもの。北海道産小豆を使った自社炊きのあんこ、冷凍でもやわらかい食感を保つ独自製法、そして特徴的な形状&構造。和菓子職人のDNAが息づく丁寧なものづくりは、この「あいすまんじゅうDessertシリーズ」にもしっかりと受け継がれています。製造所は栃木県さくら市の関東工場。FSSC22000認証を取得した、国際基準の品質管理体制で作られています。
和洋融合のチョコづくしアイス
今回紹介した「あいすまんじゅう Dessert フォンダンショコラ」は、チョコレートの魅力を4層構造で余すところなく表現した、まさにチョコ好きのための一本。
価格は税込237円と、ザッハトルテ(当時172円)から65円アップしていますが、これは原材料費や物流コストの高騰が続くアイス業界全体のトレンド。この品質とボリュームを考えれば、十分に納得の価格設定です。
冬こそチョコ系アイスが輝く季節。暖かい部屋で、とろけるチョコソースを堪能する——そんな贅沢なひとときを、あいすまんじゅうDessertシリーズでお楽しみください。
アイスマン福留でした!Have a ICE day !!





















