どうも!アイスマン福留です。
今回ご紹介するのは、ロッテ『爽 贅沢濃味バニラ』。昨年コンビニ限定で登場し、「濃厚なのに後味がいい」と話題を呼んだあの商品が待望の全国展開!現在、全国のコンビニエンスストア、スーパーマーケットなどで発売されています。
ロッテ『爽 贅沢濃味バニラ』
「爽」といえば、1999年の誕生以来、微細氷による独特のシャリシャリ食感と後味のすっきり感で愛されてきたロッテのロングセラーブランド。通常の爽は「ラクトアイス」規格や氷菓が主流ですが、本商品は乳成分をぐっと高めた「アイスミルク」規格に格上げ。発酵バターを配合したバニラアイスに濃厚ミルクソースをミルフィーユ状にたっぷり充填した、まさに「ワンランク上の爽体験」を謳う意欲作です!
昨年の発売時にも大絶賛させていただきましたが、今年はどう進化したのか。2024年版との違いも含めて徹底的にレポートしていきます。
パッケージから大人の品格が漂う
パッケージは深みのある紺色を基調とし、高級感が漂います。昨年版を踏襲した洗練されたパッケージデザインです。
「爽」のロゴが金色で大きく配置され、その下に「贅沢濃味バニラ」の文字。「濃厚ミルクソースたっぷり」というコピーが、これから味わう濃厚体験への期待を高めてくれます。右上には「期間限定」の表記もあり、この季節だけの特別感が演出されています。
商品イメージ写真がまた秀逸。バニラアイスにとろりと濃厚なミルクソースがかかったシズル感あふれるビジュアルが食欲を刺激してきます。紺地に金色という配色が、通常の爽とは一線を画す高級感を醸し出している。これぞプレミアムラインの風格です。
底面のイラストも大きくリニューアル。「おつかれさまです」のメッセージとともに、「発酵バターが入ったバニラアイスに濃厚ミルクソースをたっぷりからめた贅沢な味わいで癒されてください」という商品説明も。多くの人が見ないであろう底面にも、こうしてイラストやメッセージを仕込んでくるロッテの遊び心…たまりません。
内容量は185ml。通常の爽と同じ容量です。
手に取ると、ずっしりとした重量感。カップ型のパッケージは程よい深さがあり、スプーンを入れた時の「まだまだある」という安心感がうれしい。大容量ながら価格は248円(税込)。コストパフォーマンスの高さは健在です。
ちなみに昨年の価格は216円だったので、32円(約15%)の値上げです。原材料費や物流コストの上昇が続くアイス業界において、この程度の価格改定は致し方ないところ。むしろ、後述する品質改良を考えれば納得の価格設定といえます。
渦を巻く濃厚ミルクソース
蓋を開けると、クリーム色のバニラアイスの表面に黄金色の濃厚ミルクソースが美しい渦巻き模様を描いています。まるでラテアートのような芸術的なビジュアル。これがロッテ独自の「ミルフィーユ状充填技術」の成せる業。
表面を見ただけで、ソースがアイス全体に層状に練り込まれていることがわかります。スプーンを入れると、微細氷特有のシャリッとした抵抗感とともにソースの層が幾重にも姿を現します。アイスをすくい上げると、バニラアイスと黄金色のソースが織りなすマーブル模様が。食べる前から商品の本気度が伝わってきます。
三位一体のおいしさ
スプーンでひと口食べると、濃厚なミルクの甘みがふわり。練乳を彷彿とさせる濃厚ミルクソースが舌の上で広がります。
続いて、バニラアイス本体のコク深い味わい。発酵バターの風味がふわりと鼻に抜け、単なるバニラアイスとは明らかに異なる奥行きを感じさせます。甘いだけじゃない、ほのかな塩気と発酵由来の深みが、味わいに複雑さを与えています。そして、爽の真骨頂である微細氷。極小サイズの氷粒が濃厚な甘みを追いかけるように口の中を洗い流してくれます。「濃厚なのに後味すっきり」——この二律背反を見事に成立させているのは、やはりこの微細氷の存在あってこそ!最後まで飽きることなく185mlを完食できます。
2024年版からの変更点
ここで、昨年版との比較を。実は2025年版、かなりの改良が施されています。
| 項目 | 2024年版 | 2025年版 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 価格(税込) | 216円 | 248円 | +32円 |
| カロリー | 273kcal | 225kcal | -48kcal |
| 無脂乳固形分 | 5.8% | 6.0% | +0.2% |
| 乳脂肪分 | 4.5% | 4.0% | -0.5% |
| 脂質 | 12.0g | 7.8g | -4.2g |
カロリーが約50kcal減、脂質が約35%減という大幅なダウン。一方で無脂乳固形分は増加しており、「乳のコクは維持しながらカロリーダウン」という巧みなアップデートを実現しています。
実際に食べ比べた印象としては、2025年版の方がやや軽やかな口当たり。しかし濃厚さは健在でむしろ後味のキレが良くなった印象すらあります。「濃厚なのに後味がいい」という爽ブランドの特徴が、より研ぎ澄まされたという印象。
また、今回はソースが「濃縮乳ソース」から「濃厚ミルクソース」に変更されていますが味わいの方向性は同じ。練乳のような甘美なミルク感はしっかりと継承されています。
製造者は株式会社ロッテ。爽は1999年4月の誕生以来、26年の歴史を持つロングセラーブランドです。当時アメリカ西海岸で流行していたスムージーから着想を得て、「食べた後に水が飲みたくなるような甘さではなく、後切れのいいバニラアイス」を目指して開発されました。
その核心技術が「微細氷」。大きな氷の塊を連続式粉砕装置に通し均一サイズに粉砕、アイスクリームミックスと混合するという独自製法です。
本商品「贅沢濃味バニラ」は、そんな爽ブランドをアイスミルク規格へ昇華させています。発酵バターの採用、ミルフィーユ状充填技術と、ロッテの技術力を惜しみなく投入した集大成といえるでしょう!
冬こそ食べたい!贅沢な爽
今回紹介した「爽 贅沢濃味バニラ」は、通常の爽とは明らかに別物のプレミアム感が楽しめる商品です。
発酵バターのコク、練乳のような濃厚ミルクソース、そして爽の代名詞である微細氷のすっきり感。この三位一体が生み出すおいしさは一度食べたらクセになること間違いなし。
2025年版は昨年版からさらに進化し、カロリーダウンしながらも濃厚さは健在。
秋冬限定商品ですので気になる方はお早めに。
アイスマン福留でした!Have a ICE day !!























