こんにちは!アイスマン福留です。
井村屋の “幻のアイス” がファミリーマート限定で復活!
井村屋『紫いもと紅はるかのモンブランアイス』
ファミリーマート限定で登場した、井村屋「紫いもと紅はるかのモンブランアイス」。紫いもと紅はるかという2種類のさつまいもを贅沢に使用し、モンブランケーキをイメージしたタルト型もなかアイスです。こちら、「たべる牧場 紅いも」とともに「ファミマのお芋掘り 2025」シリーズの一環としてラインナップされています。
パッケージは、おいもをイメージした鮮やかなパープルとゴールドの組み合わせがなんとも豪華。アイスと2種類のおいもの断面写真が大きくレイアウトされています。パッケージ全体から秋の豊穣感がただよってきます。
内容量は80ml。コンビニアイスとしては標準的なサイズですが、タルト型という独特の形状がポイント。片手でちょうど収まるサイズ感で、紙トレイ付なので食べ歩きにも最適です。
Ice Dessert Ships 再出航
じつはこの商品、往年のアイスファンなら気づいているかもしれませんが、十数年前に井村屋が展開していた「アイスデザート(Ice Dessert Ships)」シリーズの復刻版的な商品なんです。Shipsは船、デザートを乗せた船という意味でしたかね。2011年当時は126円だった価格も、いまや268円と約2倍に。原材料費や包材、エネルギーコストの上昇など、アイス業界全体を取り巻く環境も大きく変わりました。
それでも、こうして形を変えて復活してくることに感動を覚えます。ファミリーマートは、サンクス時代の商品をブラッシュアップし「たべる牧場」シリーズをヒットさせたり、「トルコ風アイス」を限定復刻させるなど、一度忘れ去られた名作を現代風にアレンジして再ブレイクさせる、まるで敏腕プロデューサーのような才能があるようです。Ice Dessert Ships も今の時代ならフィットしそうな気がします。
この白い紙トレイはキリトリ線から切り離すことで、手を汚さずに食べることができる親切設計。
白いトレイから取り出すと、美しいビジュアルの紫色のあんが登場。表面には波打つような絞り模様がついていて、まさにモンブランのビジュアル。トッピングには紅はるかのダイスが散りばめられ、黄色のアクセントが映えます。タルト型のもなか生地は、きつね色でサクサクとした質感。
紫いものあんは冷凍状態でもなめらか。ねっとりとした舌触りで上品な甘さです。そして中心部には、クリーミーなおいもアイス(ラクトアイス規格)がたっぷり。
タルト型もなかはサクサクで、ほんのりとバニラの風味が漂います。
紅はるかのダイスは、しゃりっとした食感を残しながらも、噛むとほくほくとした甘みが溢れ出してくる。このコントラストが絶妙。
紫いもの深みのある甘さと、紅はるかの明るい甘さ、そしておいもアイスのミルキーさが三位一体となって、まるでモンブランケーキをそのままアイスにしたような完成度。
製造者は井村屋株式会社、製造所は岐阜県羽島郡にある岐阜工場(旧ポレア)。ここでは大量生産ではなかなか対応できないような手作業を武器とし、数多くの創作アイスを世に送り出してきました。紫いもあんのなめらかな絞り、紅はるかダイスのトッピング。”井村屋岐阜工場らしさ” が詰まっています。
紫いもと紅はるか、2種類のおいもの味わいが楽しめます。モンブランという洋菓子の要素を取り入れながら、和の素材であるさつまいもの魅力を最大限に引き出した傑作。ファミリーマート限定・数量限定の商品です。見つけたらぜひ食べてみてください!
アイスマン福留でした!Have a ICE day !!