源氏パイアイス

どうも!アイスマン福留です。

セブン-イレブンで三立製菓の源氏パイアイスを発見。あの源氏パイが、丸ごと1枚のったアイスです。

三立製菓『源氏パイアイス』

源氏パイアイスは、商品名の通り、源氏パイをたっぷり使ったカップアイス。大手メーカーのラインではできない手作業行程必須の商品です。

初登場は2023年。セブン-イレブンの静岡県エリアと愛知県東部エリアだけ、1万6千個の限定販売でした。これが即日完売する店舗が出るほどの反響で、翌2024年は東海4県5万個に拡大。2025年は神奈川県と山梨県が加わりました。3年で着実にエリアを広げています。

発売日 販売エリア 価格
2023年12月12日 静岡県・愛知県東部 325円(税抜)/351円(税込)
2024年12月10日 静岡県・愛知県・岐阜県・三重県 335円(税抜)/361.80円(税込)
2025年12月2日 東海4県・神奈川県・山梨県 335円(税抜)/361.80円(税込)

2年目に10円上がって、そこからは据え置き。原材料も物流費も上がり続けている中で、3年目を同価格を維持しています。

開発のきっかけは、お客さんの声でした。源氏パイにアイスをのせるとうまい、という投稿がSNSで相次いだこと。三立製菓は公式サイトでもアレンジレシピとして紹介していて、社内でも定番の食べ方だったそうです。ただ、自分でやろうとすると地味に手間がかかる。それなら商品にしてしまおう、と。構想から発売まで約1年。アイスの開発事例が社内にほとんどなく、品質面で相当苦労したのだとか。

源氏パイは1965年生まれ、名前の由来は大河ドラマ

源氏パイのルーツは、フランスの焼き菓子パルミエ(Palmier))。開発担当者がヨーロッパ視察で出会い、高級菓子店でしか買えなかったこのお菓子を手頃な価格で広めたいと考えたところから始まりました。三立製菓は1963年に日本で初めてパイの量産化に成功していて、その技術があったからこそ実現した商品です。ちなみにあのハート形、型で抜いているのではなく、焼くと生地が自然にああ膨らむんだそうです。すごい。

名前の由来がまた面白い。和風の名前を付けたいと考えていた1965年、翌年のNHK大河ドラマが『源義経』に決まったと知って、そこから源氏パイに。

浜松はパイのメッカ?

浜松のパイ菓子といえば、春華堂のうなぎパイを思い浮かべる方も多いはず。実はうなぎパイもパルミエを参考にして生まれたと伝わります。発売は1961年で、源氏パイより4年早い。ただし調べたところ両社に資本関係はなく、うなぎパイは今も職人の手作りを続けています。同じフランス菓子(パルミエ)をルーツに、片方は手作りの土産菓子へ、もう片方は日本初の量産技術で全国の日常菓子へ。同じ街から同時期に生まれた2つのパイ、なかなかできすぎた話です。

パッケージは水色のストライプがベース。中央にはおなじみの赤いエンブレム。まさに源氏パイのパッケージをそのままアイスカップに移植したデザインです。

三立製菓 源氏パイアイス

源氏パイロゴ入りの赤いプラスチックのオーバーキャップは、売り場で目に入った瞬間に源氏パイだと認識させます。これぞブランドの力。

三立製菓 源氏パイアイス

フタを開けると、源氏パイが丸ごと1枚

内蓋をはがすと、源氏パイが1枚贅沢にトッピングされています。ハートの形そのままで、カップの直径いっぱいに広がっています。きつね色に焼き色が着いたパイには層の筋がくっきり。表面の砂糖がキャラメリゼされたツヤも、オリジナルの源氏パイそのものです。

三立製菓 源氏パイアイス

アイスは、白というよりクリーム色。アイスに練り込まれたパイの生地が見えます。

三立製菓 源氏パイアイス

スプーンを入れると、パイがザクッと割れます。上にのっている時間が長いぶん多少しっとりはしていますが、パイのおいしさは健在。冷凍状態でも食感は残っています。

スプーンでパイ、アイスを一緒にすくいあげます。これはもう、おいしいに決まっている。

三立製菓 源氏パイアイス

95mlに源氏パイ約1.5枚

内容量は95ml。カップアイスとしては小ぶりな部類です。上にのった1枚と、アイスに練り込まれた細かいパイを合わせて、1個あたり源氏パイ約1.5枚分を使っている計算だそうです。

種類別はアイスミルク。乳脂肪分6.4%に植物性脂肪分7.2%という配合で、原材料のトップは牛乳です。牛乳が主役のアイスと源氏パイの組み合わせは間違いありません。

アイスは、思いのほかあっさり。牛乳のやさしい風味が程よく感じられます。濃厚なバニラアイスでは、きっとパイのバター感とぶつかって、ケンカしてしまうでしょう。アイスに練り込まれた細かいパイ生地としっかり共存しています。公式も「源氏パイの風味を生かせるよう味のバランスにこだわった」と発表していますが、実際に食べるとその意図がしっかりと伝わってきます。

スプーンを進めるたびに小さな粒がザクザクと当たって、最後まで食感が続く。上の1枚を食べ終わってからもパイの余韻が残るのは、この練り込みのおかげです。

三立製菓 源氏パイアイス

そしてパイ。かじると層がほろっと崩れて、焼き上げた小麦の香ばしさとマーガリンのコクが広がります。冷えているぶん香りの立ち方は常温より控えめですが、そのかわりアイスとしっかり調和して、ハイブリッドなおいしさが楽しめます。

三立製菓 源氏パイアイス

作っているのは高知アイス

販売者は三立製菓株式会社、製造所は有限会社高知アイス。

高知アイスは1988年に土佐かしま屋として独立し、1995年に南国市で自社工場を建てた会社。柚子シャーベットや高知名物のアイスクリンで知られていて、ミレービスケットをのせたミレービスケットアイスも手がけています。ご当地の菓子を丸ごとアイスにのせる仕事、実はこの会社の得意技なんです。コンビニで買える高知アイスについては、以前まとめた記事もあわせてどうぞ。

パイを1枚ずつ手でのせる工程が成立するのは、この規模のメーカーだからです。年間数千万個を流通させる大手のラインでは、まず採算が合わない。地方の専門メーカーだからできる商品設計といえます。

三立製菓 源氏パイアイス

見つけたら即GET

361円という価格は、95mlのカップアイスとしては安くありませんが、源氏パイを1.5枚分使って手作業でのせている中身を知ると納得できるでしょう。

こういう商品がコンビニに並ぶこと自体、一昔前なら考えられませんでした。地方の菓子メーカーが地方のアイスメーカーと組んで、エリアを絞って数万個だけ販売する。売れたら翌年エリアを広げる。ここ数年でこの手のご当地色の強い個性派アイスが確実に増えていて、アイス好きとしてはうれしい流れです。

数量限定でエリアも限られるので、店頭で見かけたらその場で決めましょう。アイスは一期一会ですよ。

アイスマン福留でした!Have a ICE day !!

商品名
源氏パイアイス
メーカー
三立製菓
購入店
セブンイレブン
価格
335円(税込361円)
種別
アイスミルク
内容量
95ml
成分
写真参照
エネルギー
180kcal
発売日
2025年12月2日(購入日:2026年8月)
ひとことコメント
レアモノです。見つけたらお見逃しなく!
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