こんばんは!アイスマン福留です。
ファミリーマートで今年も嬉しい再会!昨年話題を集めたあの本格デザートアイスが帰ってきました。
森永製菓『ティラミスアイス』
約1年1か月ぶりの登場となる森永製菓の『ティラミスアイス』。今回もファミリーマート限定で再発売されました。昨年(2024年)の12月。期間限定販売にもかかわらず、SNSでは「完全にティラミス!」「濃厚なチーズの風味!」といった絶賛の声が相次ぎ、あっという間に売り切れ店舗が続出した人気商品です。
本商品は、1990年代のイタリアンブームをきっかけに日本で定着したティラミスを、アイスクリームで再現した商品。昨年の発売時から内容量・価格ともに変更なく、今回も116ml・321円(税込)での展開。
昨今のアイスクリーム業界では、原材料費やエネルギーコスト、物流費の高騰により、2024年から2025年にかけて大手メーカー各社が相次いで価格改定を実施。森永乳業や明治、赤城乳業などが主力商品を値上げしていますが、本商品は価格を据え置いての再登場です。
ティラミスをテーマにしたアイスといえば、井村屋の『KASANEL ティラミスアイス』(237円・90ml)やローソンの『ウチカフェ ティラミス』(238円)など、各社から魅力的な商品が発売されています。本商品はそれらと比較すると価格帯はやや高めですが、内容量が116mlと多く、何よりティラミスには欠かせないマスカルポーネチーズを6%使用した濃厚な味わいとマルサラワインによる本格的な香りづけが特徴です。
大人のパッケージデザイン
パッケージは深い紺色を基調とし、落ち着いた雰囲気を醸し出す上質なデザイン。中央には商品の断面図が大きく配置され、ココアパウダー、チーズアイスクリーム、コーヒーソースという3層構造がひと目で分かる仕様になっています。「大人のご褒美」という文字が金色で添えられ、さりげなく高級であることを印象づけます。井村屋の『KASANEL ティラミスアイス』がパステルグリーンのやさしい色合いなのに対し、こちらはより大人っぽく洗練された印象。同じティラミスアイスでも、パッケージデザインによって印象は随分異なります。
内容量は116ml。一般的なミニカップアイス(90〜100ml程度)よりやや大きく、標準的なカップアイス(120ml前後)よりは少し小ぶりなサイズ感。
同カテゴリだと、井村屋の『KASANEL ティラミスアイス』が90ml、セブンプレミアムの『ティラミス氷』が155mlですから、ちょうどその中間に位置するボリューム。濃厚な味わいの本商品にとって、116mlという容量は食べ切るのに程よく満足感も十分に得られる絶妙なサイズ設定といえます。カップの側面には分かりやすい構造説明も。

カップは一般的なミニサイズと同程度ですが、やや背が高い印象。この縦長の形状こそが、3層構造をしっかりと表現するためのデザインなのかも。

蓋を開ける際は要注意。蓋にも赤字で「ココアパウダーがかかっています」という警告表示がありますが、これは決して大げさではありません。表面全体にココアパウダーがたっぷりと敷き詰められており、勢いよく開けると粉が舞い上がってしまうのでご注意を。ゆっくりと蓋を持ち上げると、一面のココアパウダー。細かなパウダーが均一に振りかけられ、まるで本物のティラミスを目の前にしているような錯覚を覚えます。スプーンを入れると、サラサラとしたパウダーが崩れ、その下からチーズアイスクリームが姿を現します。
中層のチーズアイスは、こだわりのアイスクリーム規格。マスカルポーネチーズを6%配合した濃密な質感。底にはコーヒーソースに浸されたココアクランチが敷き詰められています。このココアクランチは、ティラミスに欠かせないサヴォイアルディ(フィンガービスケット)をイメージしたもの。カリッとした食感がアクセントとなり、単調になりがちなアイスに変化をもたらしています。
冷凍庫から出したばかりの状態でひと口。まず感じるのは、ココアパウダーの上質な苦み。砂糖の甘さとは対極にある、カカオ本来の深い苦みが感じられます。その直後、マスカルポーネチーズアイスクリームの濃厚なコクが広がります。甘さは控えめで、むしろチーズ本来のまろやかな味わいが前面に出ています。
そして何より印象的なのが、マルサラワインの香り。マルサラワインとは、イタリア・シチリア島原産の酒精強化ワインで、本場のティラミスでは風味づけとして使われる伝統的な素材。アイスの中ではほんのりと香る程度ですが、この風味があるかないかで、本格感が大きく変わります。アルコール分は0.3%未満と微量ですが、大人の味わいを演出する重要な役割を果たしています。
底のコーヒーソースとココアクランチは、最後まで飽きさせない工夫。コーヒーの深い苦みがチーズアイスの甘さを引き締め、ココアクランチのザクザクとした食感が心地よいアクセントに。一体となって口の中で溶け合うと、まさにティラミスそのものの味わいが完成します。
少し溶かしながら食べると、また違った表情を見せてくれるのもこのアイスの魅力。チーズアイスがとろりと柔らかくなり、ココアパウダーと混ざり合うことで、より一体感のある味わいへと変化。冷凍庫から出して5分ほど待つと各層の味が馴染みさらに深みが増しますのでぜひお試しを。
製造を担当しているのは、愛知県の豊和食品株式会社。同社は特に焼き菓子系のアイス製造において業界内で高い評価を受けている実力派メーカー。商品開発から製造、納品まで一貫体制で行うことで安定した品質管理を実現しています。過去には森永製菓の『ティラミスケーキサンドアイス』(248円)なども手がけており、ティラミスをテーマにしたアイス製造のノウハウが蓄積されています。本商品の3層構造を美しく仕上げる技術力は、こうした経験の賜物といえるでしょう。
価格は321円(税込)。コンビニアイスとしては高価格帯に属しますが、味のクオリティ&おいしさに納得!
116mlという内容量も、この濃厚な味わいを楽しむには適量で食べ終わった後の満足感が得られます。
ファミリーマート限定・数量限定での販売。昨年の発売時には売り切れ店舗が続出したことを考えると今回も早めの購入をおすすめします。
ティラミス好きはもちろん、コーヒーの苦みやチーズのコク、アルコールの香りを楽しみたい大人の方に特におすすめ。見かけたら迷わず手に取ってみてください!
アイスマン福留でした!Have a ICE day !!




















