どうも!アイスマン福留です。
2025年、日本でも大旋風を巻き起こしている「ドバイチョコレート」。そのブームにアイスクリーム業界からついに本格参戦です!
赤城乳業『チョコレートピスタチオアイス』
赤城乳業から「ドバイチョコテイスト」を謳ったカップアイスが登場!セブン-イレブン限定で発売されました。価格は300円(税込)。販売エリアは埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、近畿、九州となっています。
ドバイチョコとは
そもそも「ドバイチョコレート」とは何か。2021年にアラブ首長国連邦の都市ドバイで誕生した小さなスイーツブランド「FIX Dessert Chocolatier」が発祥で、正式な商品名は「Can’t Get Knafeh of It」。ピスタチオスプレッドと、「カダイフ」と呼ばれる小麦粉で作られた極細麺状の生地を、チョコレートで包んだものです。
TikTokなどのSNSで韓国のインフルエンサーがASMR動画として投稿したことで火が付き、2024年から2025年にかけて世界的なブームに。日本でもカルディや成城石井、ダイソーなど様々な店舗で類似商品が販売され、大きな話題を呼んでいます。
そして、アイスクリーム業界にもついにドバイチョコが。大手メーカーのアイスで「ドバイチョコ」を冠した商品は本商品が初めて。さすがはマカロンアイスでも業界で初めて打ち出したセブン-イレブン×赤城乳業のタッグ。時代の波を捉えた商品です
グリーン基調のプレミアム感あふれるカップ
パッケージはピスタチオをイメージした深いグリーンとライトグリーンのツートンカラー。「ドバイチョコテイスト」の文字が目を引きます。中央には艶やかなチョコレートソースとピスタチオアイスの写真が配置され、視覚的な訴求力は抜群。パッケージからすでにプレミアムな雰囲気が漂っています。
内容量は115ml。赤城乳業のプレミアムカップアイスとしては標準的なサイズ感。

価格も300円とプレミアム路線ながら、ドバイチョコの付加価値とボリューム感を考えれば納得の設定です。
遮光仕様の蓋をはがすと、まず飛び込んでくるのは表面を覆い尽くす準チョコレートの壁。その上にはワッフルコーンクランチとアーモンド加工品(ピスタチオの代替として?)がゴロゴロと散りばめられています。ところどころにピスタチオアイスの淡いグリーンがのぞき、コントラストがなんとも美しい。
ピスタチオ×天面チョコの組み合わせは、「ゴディバ(GODIVA) ピスタチオ チョコレート」を思わせます。
チョコレートの層はかなり厚めで、スプーンを入れるとパリッと小気味よい音。その下には鮮やかなピスタチオグリーンのアイスが広がっています。ドバイチョコの特徴である「カダイフ」(極細麺状の生地)こそ入っていませんが、ワッフルコーンクランチがそのザクザク食感を見事に再現しています。
濃厚チョコとピスタチオの贅沢なハーモニー
ひと口食べると、まずパリッとしたチョコレートの食感が広がります。続いてワッフルコーンクランチのザクザク感、そしてピスタチオアイスのなめらかな口どけ。この多層的な食感のグラデーションがたまらない。
ピスタチオアイスは香ばしくも上品な風味で、甘さは控えめ。そこにリッチなチョコレートの甘みとコクが重なり、奥行きのある味わいに仕上がっています。アーモンド加工品の香ばしさもアクセントとして効いていて最後まで飽きることなく楽しめます。

本家ドバイチョコの「ピスタチオスプレッドのねっとり感」や「カダイフのシャリシャリ感」とは異なるアプローチですが、「チョコ×ピスタチオ×クランチ」というエッセンスはしっかり押さえています。クランチはコーンフレークのような味わい&食感。アイスならではの冷たさと、それぞれの素材が溶け合う一体感は、まさに「ドバイチョコ風」のテイスト。

製造者は赤城乳業株式会社。「ガリガリ君」や「かじるバターアイス」でおなじみの、業界屈指のアイデアメーカーです。
同社は2023年2月に「かじるピスタチオバターアイス」を発売し、ピスタチオブームにいち早く対応。
元お笑いコンビ「ピスタチオ」の伊地知大樹さんをCMに起用するなど、話題性のある展開でも知られています。今回のドバイチョコテイストも、まさにセブン-イレブン×赤城乳業のタッグらしいトレンドキャッチ力と商品開発力の結晶といえるでしょう。
ドバイチョコレートブームの本質は、「ピスタチオ×チョコ×サクサク食感」という組み合わせの新鮮さにあります。本商品はカダイフこそ使用していませんが、ワッフルコーンクランチという親しみやすい素材で「ドバイチョコらしさ」を巧みに表現。本家を食べたことがない人でも、このブームの魅力を手軽に体験できる入門編として最適です。
300円というコンビニアイスとしてはやや高めの価格帯ですが、原材料費や包材、エネルギーコストの上昇がアイス業界全体に影響している昨今、このクオリティを考えれば納得の価格。話題のドバイチョコをアイスで楽しめるという付加価値も含めれば、むしろお得感すらあります。
販売エリアが限定されているのが惜しいところですが、見かけたらぜひ手に取ってみてください。そして、機会があれば本物のドバイチョコもぜひ食べてみてください!
アイスマン福留でした!Have a ICE day !!




















