こんばんは!アイスマン福留です。
今回は、セブン-イレブン限定で2025年11月11日に発売された、サクマ製菓「いちごみるくアイスバー」をご紹介します。
セリア・ロイル『いちごみるくアイスバー』
1970年に日本初の「噛む飴」として誕生し、今年で55周年を迎える国民的キャンディ「いちごみるく」が、満を持してアイスバーとして数量限定でセブン-イレブンに登場。実は昨年2024年にも「サクマ製菓 いちごみるく ひとくちアイス」が発売されて話題になったのですが、今回はそこから大きく進化。棒アイスという王道スタイルで、しかも規格も価格も大幅にパワーアップしています。
昨年の「いちごみるく ひとくちアイス」は5個入りの個包装で235円という価格設定でしたが、今回の棒アイスバージョンは194.40円(税込)。一本あたりのボリュームは70mlと、昨年版の55ml(11ml×5個)より容量は増えていますが、40円以上も安くなっていてお得感があります。個包装は手間がかかりますからね!
さらに注目すべきは、アイスの規格が「アイスミルク」から最高等級の「アイスクリーム」へとグレードアップしている点。乳固形分15%以上、乳脂肪分8%以上という濃厚な配合で、よりリッチでクリーミーな味わいを実現しています。原材料費や包材、エネルギーコストが軒並み上昇している2025年のアイス業界において、この品質で194円という価格設定は良心的。昨年の成功を踏まえた、まさに「より大きく、より高品質で、より手頃に」という三拍子揃った進化です。
製造を担当するのは「コラボの達人」の異名を持つ福岡県朝倉市の株式会社セリア・ロイル。過去にも数々のブランドコラボ商品を世に送り出してきました。セブン-イレブンの「給食でおなじみのムース」シリーズや「ブラックサンダーアイス」など、数々のヒット商品を手がけてきた実績があります。
いちご模様が可愛い、55周年記念パッケージ
パッケージは、ピンクを基調としたやさしいデザイン。1970年に河北秀也氏がデザインした象徴的なサイケデリックパターンの「いちごみるく」とはまた違った現代風な雰囲気。オリジナルのデザインを踏襲し、左右の端には、ピンク、マゼンタ、オレンジ、黄色、青といったカラフルなストライプが配されています。
中央には赤い文字で大きく「いちごみるく」の見慣れたロゴ。水色の円形バッジに「55周年」の文字も。デザインはポップですが半世紀以上の歴史を持つブランドならではの重みを感じさせます。アイスの断面イラストも描かれており、構造が一目瞭然。親切設計で食べる前からワクワクします。
ピンクの中のコーティングに輝くキラキラのキャンディグリッター
包装を開封すると、淡いピンク色のアイスバーが姿を現します。表面全体を覆うのは、ストロベリーチョコレートのコーティング。そして――よく見ると、このチョコレートの中に濃いピンク色の粒々が無数に散りばめられています。これがサクマ製菓が特別に開発した「キャンディグリッター」。オリジナルの「いちごみるく」キャンディを細かく砕いたもので、キラキラと宝石のように輝いて見えます。

形状は楕円形に近い丸みを帯びた、ずんぐりかわいいフォルム。この厚みが、後述する多層構造を支える重要な要素になっています。
内容量は70ml。標準的なアイスバーとしてはやや小ぶりなサイズといったところですが、手に持ってみるとずっしりとした重量感があります。
キャンディグリッターは粒の大きさが不規則で、たっぷりと混ざっています。表面だけでなく、側面にも満遍なく散らばっており、どこから食べてもカリカリ食感を楽しめる設計になっています。この視覚的なインパクトも魅力のひとつ。

アイス本体のピンク色は優しく柔らかな色合いで、いちごミルクそのもの。ストロベリーチョコレートのコーティングもピンク系なので、全体として統一感のある見た目。
カリッ、なめらか、とろ〜り。三層が織りなす至福の食感
ひと口噛むと――まずカリッという小気味よい音とともに、チョコレートとキャンディグリッターの層が砕けます。この「カリカリ」感、オリジナルの「いちごみるく」キャンディそのもの。噛む飴の元祖が持つサクサク・ザクザクとした食感が、冷たいアイスバーの中で見事に再現されています。サクマ製菓が特別に開発したキャンディグリッターの威力、恐るべし。
パッケージの裏面を見ると、「果汁5%」という表示も。福岡県産の最高級いちご品種「あまおう」を100%使用したいちご果汁が配合されており、本物のいちご感にこだわった設計。
その直後、舌に広がるのはなめらかなアイスクリームのクリーミーさ。アイスクリーム規格だからこそ実現できる、濃厚でありながら軽やかな口どけ。あまおう果汁100%のいちごの風味が優しく鼻腔をくすぐり、甘酸っぱさとミルクのコクが絶妙にマッチ。これぞ「いちごみるく」の味わい。
そして中心部へ進むと――とろ〜りと現れるのが練乳ソース。濃厚で甘美なミルクの風味が口いっぱいに広がり、いちごアイスとの相性が抜群です。この練乳ソースの充填により、食べ進めるごとに味わいの深みが増していく仕掛け。一本で「カリカリ」「なめらか」「とろとろ」という三つの異なる食感と風味を楽しめる、まさに「一本で三度おいしい」アイスバー。
全体のバランスも素晴らしい。外側のチョコレートとキャンディグリッターが生み出す歯ごたえ、中間層のアイスクリームが持つ滑らかさ、そして中心の練乳ソースが織りなすとろける甘さ。オリジナルキャンディの多層構造(外側のいちご飴と内側のミルクを同時に味わえる構造)を、アイスクリームという異なる形態で見事に再解釈しています。
甘さはしっかりめですが、くどくはありません。いちご果汁の爽やかな酸味が効いているおかげで、最後まで飽きずに食べきれます。
製造者は株式会社セリア・ロイル。1955年にロイヤルアイスクリームの製造を開始し、1989年に独立、2014年に現社名となっています。
同社の強みは、機械化された大量生産ラインと手作業による職人技を融合させた製造手法。
セブン-イレブンとの広範なコラボレーション実績も多数。「白くまシリーズ」「ブラックサンダーアイス」など、話題作を次々と世に送り出してきました。オリオンの「ミニコーラアイスバー」、チロルチョコの「きなこもちアイス」なども印象に残っています。
2025年、55周年という節目の年にぴったりな贅沢アイスバー。いちごみるく好きには見逃せません。
セブン-イレブンで見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。数量限定ですのでお早めに。
アイスマン福留でした!Have a ICE day !!



















