どうも!アイスマン福留です。
パルム史上初。今回は濃厚カスタードプリンの味わいをバーアイスで再現。これは見逃せない!
森永乳業『PARM(パルム) ザ・カスタードプリン』
森永乳業が展開する人気の「PARM(パルム)」シリーズから、パルム史上初となるカスタードプリン味が登場。パルムといえば、2005年の発売以来「デイリープレミアム」というコンセプトで、平日のちょっとした贅沢を提供してきました。2025年4月には発売20周年を迎え、その節目に投入されたのがこの意欲作!過去には2014年に「パルム カスタード」が発売されていたものの、今回はカスタードプリンに進化。カラメルソースを加えることで、まさに「プリンそのもの」を目指した仕上がりになっています。世代を問わず愛される王道スイーツ、カスタードプリンの味わいを、どこまで表現できているのか。期待が高まります。
パッケージは、水色を基調とした爽やかなデザイン。全体に散りばめられた黄色いドット模様は、カスタードの優しい色合いを表現しているようで、デザインの隅々まで計算されている印象。中央には大きく「PARM」の商品名ロゴ。「ザ・カスタードプリン」というフレーバー名は、手書き風でおしゃれに演出されています。「期間限定」のマークが、今しか味わえない特別感を際立たせる仕掛け。アイスバーのイメージはもちろん、瓶に入ったプリン、そしてスプーンですくった写真が、視覚的においしさを伝えてきます。
パッケージを開けると、淡いクリーム色のパルムが姿を現します。表面はホワイトチョコでコーティングされており、滑らかな質感。茶色いカラメルソースが描くマーブル模様が薄っすらと透けています。レギュラー品は、アイスバーの表面がツルンとしていますが、ソース仕様のパルムは表面に凹凸が見られるのが特徴です。
横から見ると、ややふっくらとした楕円形。バータイプとしては標準的な形状ながら、角が丸く仕上げられており、優しい印象を受ける。木製スティックは平たい形状で、持ちやすさに配慮されている点もポイント。
断面を観察すると、さらに興味深い構造が明らかに。外側のホワイトチョココーティングは薄めながらも、しっかりとアイス全体を包み込んでいる。そしてその内側には、淡いイエローのカスタードアイスが広がり、茶色いカラメルソースが不規則な模様を描く。このソースの配置が絶妙で、一口ごとに異なる味わいのバランスを楽しめる設計になっている様子。
内容量は80ml。パルムという名前がイタリア語の「palma(手のひら)」に由来するというのも納得の、まさに手のひらにすっぽりと収まるサイズ感。1本あたりのエネルギーは197kcal。種類別はアイスクリームグレードで、乳固形分7.0%、乳脂肪分6.2%という構成です。
外側のホワイトチョコは繊細な口どけとやさしい甘さ。口の中でアイスと一体化していきます。次に、カスタードアイスのまろやかなコクが広がります。卵の風味がしっかりと感じられ、まさに「カスタードプリン」を食べているような錯覚に陥ります。
このカスタードアイスは、ただ甘いだけではありません。アイスクリームグレードということもあり、ミルクの深いコクと卵の風味がしっかりとバランス。濃厚でありながら後味はすっきり。くどさがないのが秀逸です。卵の風味にこだわったという開発者の意図が、しっかりと舌に伝わってきます。
そして、アイスの中にマーブル状に入っているほろ苦いカラメルソース。このソースのほろ苦さが絶妙で、カスタードの甘さと見事に調和しています。甘さだけでなく、ほんのりとした苦味が加わることで、味わいに奥行きが生まれ、カスタードプリンの味わいが完成します。まるで、プリンの底に溜まったカラメルを思わせる味わいです。
食感は柔らかく、カスタードプリンの質感とパルムならではの「なめらかさ」をしっかり体現しています。口の中の温度でやさしくほどけるようにとろける。これこそがパルムの魅力。
ホワイトチョコのコーティングも、薄めながらしっかりと存在感を放ち、アイスと一体となって溶けていきます。同社がピノの製造を通じて長年培ってきた技術を活かした、パルムならではの真骨頂といえるでしょう。
食べ進めていくと、カラメルソースの配置によって味わいが変化する楽しさも。ソースが多めの部分では、ほろ苦さが前面に出て大人の味わいに。カスタードだけの部分では、優しい甘さが際立ちます。この変化こそが、このアイスの醍醐味といえるかもしれません。
卵の香りがふわりと鼻に抜け、プリンを食べている感覚がより強まります。冷凍庫から出して少し時間を置き、冷たすぎない状態で味わうことで、素材の良さが一層引き立ちます。
販売者は森永乳業。説明不要の、日本を代表する老舗乳製品メーカーです。
製造を担当しているのは富士森永乳業。同社の歴史は古く、1920年に前身会社である「冨士食料品工業」が東京深川にアイスクリーム工場を建設し、米国製マシンを導入して工業的にアイスクリームの製造を始めました。まさに日本におけるアイスクリーム工業生産のパイオニアです。その後の変遷を経て1962年に現在の静岡県へ移転。森永乳業のグループ会社として、「PARM」「MOW」といった人気ブランドのアイスクリームを製造し、全国に送り出し続けています。
今回のパルム史上初となるカスタードプリン味は、期待を裏切らないクオリティです。卵の風味にこだわったカスタードアイスと、ほろ苦いカラメルソースのマリアージュは、まさに本物のカスタードプリンを食べているかのような錯覚を覚えるほど。
期間限定の今しか味わえないこのフレーバー、プリン好きはもちろん、パルムファンにもぜひおすすめしたい一品です。コンビニやスーパーで見かけたら、迷わず手に取ってみてください。
アイスマン福留でした!Have a ICE day !!