どうも!アイスマン福留です。
ロッテから10年ぶりとなる完全新ブランドのアイスが登場しました。その名も「アジアに恋して」。アジアンスイーツをテーマにしたカップアイス4種が、2026年4月6日から全国発売されています。今回は、その中から「クリーミー杏仁豆腐」をレビューします。
ロッテ「アジアに恋して クリーミー杏仁豆腐」
ロッテのアイスカテゴリーで新ブランドが誕生するのは、実に10年ぶり。これがどれほど大きなことかというと、ロッテのアイスといえば爽、雪見だいふく、モナ王、クーリッシュといった超ロングセラーが並ぶ盤石のラインナップ。そこに新しい看板を掲げるわけですから、相当な覚悟と準備があったはずです。
日経新聞の報道によると、開発の背景には日本の気候の亜熱帯化と、アジアンフードのトレンド定着があるとのこと。ロッテのマーケティング本部・西山さんは「アイス市場ではバニラやいちごなどの定番フレーバーばかりであることが課題だった」と語っています。台湾のアイスも参考にしたという開発ストーリーも、このブランドの本気度を感じさせます。
ラインナップは全4種。定番の「黒糖烏龍ミルクティー」「クリーミー杏仁豆腐」に加え、半期限定の「ジャスミンミルクティー」「マンゴーラッシー」が並びます。内容量は120ml入りで、種類別はアイスミルク(マンゴーラッシーのみラクトアイス)。
ロッテのカップアイスといえばレディーボーデンが長年にわたって存在感を示してきました。レディーボーデンは歴史のあるプレミアムアイスクリームブランドで、ミニカップは120mlで種類別がアイスクリーム規格。乳原料の濃厚さで勝負する王道路線です。
一方、今回の「アジアに恋して」はアイスミルク&ラクトアイス規格。あえて乳脂肪を抑えることで、素材の香りを際立たせているのがポイント。食品新聞の取材では「乳で満足感を確保しつつ、あえてアイスクリーム規格としないことで素材の香りを引き立たせた」と解説されています。レディーボーデンが濃厚ミルクの王道なら、アジアに恋しては香りと異国情緒で攻める新路線。同じロッテのカップアイスでも、しっかりと住み分けができています。
アジアンムード全開のパッケージ
パッケージのデザインがとにかく華やか。赤いプラスチックのフタに、ブランド名「アジアに恋して」が手書き風のフォントでレイアウトされています。杏仁豆腐のフレーバーは水色がベースカラーで、中華風の花柄がぐるりとカップを彩っています。パッケージに描かれたスプーンですくったアイスのイメージ写真には、中華食器のような青い模様の器も添えられていて、世界観の作り込みが細かい。
味ごとに鮮やかな背景色を変えて売り場で目立つようにしたとのこと。実際、4種並べるとかなりインパクトがあります。杏仁豆腐の水色、黒糖烏龍ミルクティーの赤系、ジャスミンミルクティーの紫、マンゴーラッシーの黄色。コンビニやスーパーの棚で、このカラフルな一角は確実に目を引きます。
アルミの内蓋にロゴ入り。新ブランドの意気込みを感じる
赤いプラスチックのフタを外すと、アルミ製の内蓋が出てきます。この内蓋がまた手が込んでいて、赤地に花柄のフレームが描かれ、中央に「LOTTE アジアに恋して」のロゴがしっかりと入っています。材質はアルミ。
アルミの内蓋にきちんとデザインを施しているのは、新ブランドへの気合いを感じるポイントです。レディーボーデンも近年の「ご褒美ごこち」シリーズでリッドのデザインに力を入れていましたが、新ブランドでも初手からこの仕上がりは好印象。
なめらかな白。ミルキーな杏仁アイス
フタを開けると、表面はクリーミーな白色。ほんのりアイボリーがかった、きめ細かいアイスが詰まっています。ぱっと見はシンプルなバニラアイスのようにも見えますが、少しスプーンを入れると杏仁ソースがところどころに潜んでいるのがわかります。
内容量は120ml。レディーボーデンのミニカップと同じサイズ感で、ちょうど一人で食べ切れるボリュームです。
スプーンですくうと、もっちりとした抵抗感があります。
アイスミルクですが質感はなめらかで、少し溶けてくるととろ〜っと糸を引くように垂れていく。この粘りのあるテクスチャーが杏仁豆腐らしさの演出に一役買っています。スプーンの中に、透明感のある杏仁ソースがとろりと絡んでくる様子が見えるのもいいですね。
口に広がる杏仁の華やかな香り
食べてみると、口に入れた瞬間に杏仁の華やかな香りがふわっと広がります。予想以上に濃厚な杏仁味です!
原材料を見ると、杏仁ソースのほかに杏仁霜が使われています。杏仁霜はアーモンドパウダーや杏仁を配合した中華素材で、本格的な杏仁豆腐を作るときに使うもの。このあたり、香りづけに手を抜いていない姿勢が伝わってきます。ロッテが開発時に「口に含んだ瞬間の味」と「後に抜ける香り」の両立にこだわったという話が、食べてみてよくわかります。
アイス自体の食感はもっちりしていて、杏仁豆腐のぷるんとした口当たりを冷凍のアイスで再現しようとしている。完全に同じとはいきませんが、ミルクアイスにありがちなべたっとした甘さではなく、すっきりとした後味で、ちゃんと杏仁豆腐のニュアンスが残ります。
杏仁ソースはコクと甘みがあって、アイス部分とのコントラストがいいアクセントになっています。すくう場所によってソースの量が違うので、ひと口ごとに味わいが変わるのも楽しい。カップの底のほうにソースが溜まりやすいので、最後のほうがリッチな味わいになる構成です。
乳脂肪分3.6%、植物性脂肪分5.4%というスペック。アイスミルク規格で乳脂肪を抑えている分、杏仁の香りが乳の風味に埋もれずにきちんと主役を張れています。267円という価格帯は、レディーボーデンのミニカップ(定番フレーバーで同価格帯)と横並びですが、方向性がまったく違う。レディーボーデンが「乳のおいしさ」を追求するのに対し、こちらは「香りと食感の異国感」で勝負しています。
販売者は株式会社ロッテ(東京都新宿区)。製造所は株式会社ロッテの浦和工場(さいたま市南区)です。レディーボーデンのミニカップも同じ浦和工場で製造されていて、ロッテのカップアイスの主力工場ですね。
ロッテ10年ぶりの新ブランドは買い
ロッテが10年ぶりに送り出した新ブランド「アジアに恋して」。杏仁豆腐フレーバーは、もっちりした食感と華やかな杏仁の香り、そして杏仁ソースのコクが三位一体で楽しめる一品です。
今回は、あえて乳感をおさえて香りを最大限に引き出すという設計思想が、食べてみるとちゃんと体感できます。267円で120ml、アジアンスイーツのちょっとした非日常感を手軽に味わえるのはうれしいですね。
定番の「黒糖烏龍ミルクティー」も気になるので、そちらもレビュー予定です。全国のコンビニやスーパーで買えるので、ぜひ食べてみてください。
アイスマン福留でした!Have a ICE day !!

























