こんばんは!アイスマン福留です。
今回は、ロッテの人気チョコレート「クランキー」と人気アイス「モナ王」のコラボレーション商品、『モナ王 クランキー』をレビューします。
ロッテ『モナ王 クランキー』
この商品は2020年に初登場し、今回はリニューアルされてビッグサイズに生まれ変わって再登場。モナ王は発売以来ビッグサイズをコンセプトとしていたため、今回のリニューアルは本来の『モナ王 クランキー』の姿といえるかもしれません。
パッケージは、迫力のあるデザイン。「モナ王」、「CRUNKY」ともに見慣れたブランドロゴ。ビッグネーム同士のコラボはワクワクします。
まず、パッケージから取り出すと、おなじみの長方形8山のモナ王が現れます。
内容量は160ml、価格は183円(税込)で、見た目は通常のモナ王と変わりません。
モナカ皮は、香ばしさと軽い甘みのバランスが絶妙。口に含むと、まずサクッとした食感が楽しめ、その後しっとりと溶けていきます。また、モナカ皮自体にも程よい甘さがあり、全体の味わいに深みを与えています。
バニラアイスはモナ王らしい、濃厚でありながらしつこくないバニラの風味が特徴。口当たりはなめらかで、舌の上でゆっくりと溶けていきます。バニラの香りは強すぎず弱すぎず、クランキーのチョコレートと絶妙なバランス。
バニラアイスとモナカ皮の間に敷かれたクランキーのチョコレートが、この商品の最大の特徴であり魅力でもあります。サクサクとしたモルトパフが、アイスの中でも驚くほど食感を保っています。チョコレートは甘すぎず、クランキーならではのマイルドな味わい。バニラアイスとの相性も抜群です。
冷たいアイス、サクサクのモルトパフ&チョコレート、しっとりとしたモナカ皮が同時に楽しめ、それぞれの甘さや香ばしさが重なり合って、単なるバニラアイスやチョコレートアイスとは一線を画す味わいに。
特筆すべきは、クランキーのチョコレートがアイスの中に閉じ込められることで、常温で食べる通常のクランキーとは、また異なる食感と味が楽しめる点です。冷やされたチョコレートはより硬く、カリッとした食感になり、その後口の中で徐々に溶けていくプロセスが楽しめます。チョコレートとモルトパフの組み合わせは、本格派の苦いチョコレートが苦手な人でも、好きな人は多いですよね。
今回のコラボは、単純な足し算ではない、巧妙に計算された味わいのハーモニーを実現しています。モナ王とクランキー、夢のコラボレーション、最高。
ここで、90年代のビッグアイスについても少し触れておきます。バブル経済崩壊後、コストパフォーマンスを重視する傾向が強まり、大容量のアイスクリームが多数登場しました。
例えば:
1992年:ロッテ「BIGスイカバー」(ビッグサイズにリニューアル)
1994年:明治「エッセルスーパーカップ」登場
1996年:森永製菓「チョコモナカジャンボ」(ビッグサイズにリニューアル)
1996年:ロッテ「モナ王」登場
1999年:雪印「ミルクアイスXL」、ロッテ「爽 バニラ」登場
この流れの中で、モナ王も登場しました。
なお、クランキーのアイス商品としては過去に「クランキーアイスバー」や「クランキーアイスモナカ」も発売され、いずれも好評でした。
今回の『モナ王 クランキー』は、非常に完成度が高く、なんといっても、ビッグサイズで登場したのが嬉しい!期間限定ではなく定番商品として展開してほしいですね。
ロッテの強みである自社のお菓子とアイスのコラボレーションが見事に成功。クランキーファンはもちろん、モナ王ファン、そして新しい味わいを求めるアイス好きにもおすすめの一品。見つけたらぜひ食べてみてください。
アイスマン福留でした!Have a ICE day !!