こんばんは。アイスマン福留です。
今回は、2024年12月16日に全国のコンビニエンスストアで期間限定発売された森永製菓『白いパリパリサンド』をご紹介します。
森永製菓『白いパリパリサンド』
2019年9月の誕生以来、秋冬の風物詩として愛されてきたパリパリサンドシリーズ。そのシリーズ史上初となるホワイトチョコタイプが、ついに登場しました。種類別はアイスクリーム規格、乳脂肪分11.0%という濃厚仕様で、今年も冬にふさわしいリッチな味わいに仕上がっています。
パリパリサンドといえば、1986年発売の「パリパリバー」で培った独自のチョコ技術と、1915年から100年以上続くビスケット技術を融合させた、森永製菓ならではの商品。「パリパリバーとビスケットサンドの良さを1度に味わえるアイス」というコンセプトのもと、チョコとアイスを同時に充填しながらビスケットでサンドするという、まさに職人技の結晶です。
では早速、その魅力に迫っていきましょう!
冬限定の白いパリパリサンド
パッケージは、ゴールドを基調とした高級感溢れるデザイン。紺色のアクセントが冬らしい落ち着きを演出しています。
中央には「白い」の文字が大きくあしらわれ、その下に「パリパリサンド」のロゴ。「ブルボン種バニラビーンズ入り」の表記が原材料へのこだわりをさりげなく主張。実際の断面イメージも描かれており、何層にも重なったホワイトチョコとアイスの美しいシマ模様が期待を高めてくれます。
通常版の深みのあるダークブルーとは対照的に今回は明るいゴールドが前面に。華やかで上品な佇まいです。
美しきシマ模様、ホワイトチョコの芸術
パッケージを開けると、きつね色に焼き上げられた丸いビスケットが登場。表面はなめらかで、均一な焼き色が美しい。
ビスケットの間には、白いバニラアイスとホワイトチョコが交互に層をなす、見事なシマ模様。
通常版のダークチョコとは異なり、アイスもチョコも「白」で統一された世界観。それでいて、ホワイトチョコの層はアイスよりわずかにクリーム色がかっており、繊細なグラデーションを描いています。よく見ると、バニラビーンズの黒い粒々もアイス部分に確認できます。
折り重なるチョコとアイスの層
この美しいゼブラ模様は、森永製菓が長年培ってきた「チョコとアイスの同時充填技術」によるもの。流れる速度や温度を緻密にコントロールしながら、ビスケットでサンドし、さらに大量生産まで可能にするという離れ業です。試行錯誤を重ねて完成させた、まさに職人技の結晶といえます。
手のひらに収まる、ちょうどいいサイズ感
内容量は65ml。2019年の初代~2020年が70ml、2021年に60mlへと変更され、2023年から現在の65mlに落ち着いています。
円形のビスケットは厚みもしっかりあり、一見コンパクトながら食べごたえは十分。
カロリーは1個あたり267kcal。通常版の269kcalとほぼ同等ですが、乳脂肪分は11.0%とアイスクリーム規格。
価格は税込227円(税込)。昨年版の約216円と比べると11円ほどの値上げ。とはいえ、昨今の原材料費高騰を考えれば良心的な価格設定といえるでしょう。
パリッ、とろっ、しっとり。三位一体の食感交響曲
ひと口かじると、まずビスケットのしっとりとした食感が迎えてくれます。アイスの水分を吸って絶妙にやわらかくなったビスケットは、それ自体が驚くほどおいしい。これがパリパリサンドの魅力のひとつです。
そしてすぐに訪れる、ホワイトチョコの「パリパリ感」。冷凍下でもパリッと砕ける独自配合のチョコレートが、小気味よい音を立てて崩れていきます。何層にも重なったチョコの層が、次々と心地よいリズムを刻みます。アイス部分はクリーミーでなめらか。乳固形分21.0%、うち乳脂肪分11.0%のアイスクリーム規格ならではの、コク深いミルク感がたまりません!ブルボン種バニラビーンズの華やかな香りが鼻に抜け、上品な甘さが余韻として残ります。
ここで効いてくるのが、ロレーヌ産岩塩。2億5千万年前の海水が結晶化したというフランス産の岩塩が、ビスケットにさりげなく練り込まれています。この塩気が、ホワイトチョコとアイスの甘さ、ビスケットの香ばしさを引き立て味わいに奥行きを与えています。
ホワイトチョコはアイス内にも約1.5%配合されており、全体的にミルキーでまろやかな印象。通常版のビターなチョコとは異なる、やさしく包み込むような甘さが特徴です。ホワイトチョコ好きにはたまらない仕上がりといえるでしょう。
パリパリサンドシリーズ比較表
| 項目 | 初代(2019年) | 白い(2024年冬) | 白い(2025年冬) |
|---|---|---|---|
| 発売日 | 2019年9月9日 | 2024年12月16日 | 2025年12月16日 |
| 価格(税込) | 194円 | 216円 | 227円 |
| 内容量 | 70ml | 65ml | 65ml |
| カロリー | 291kcal | 267kcal | 267kcal |
| 種別 | アイスミルク | アイスクリーム | アイスクリーム |
| 乳脂肪分 | — | 11.0% | 11.0% |
| チョコ種類 | ベルギー産 | ホワイトチョコ | ホワイトチョコ |
| 販売形態 | 秋冬限定 | コンビニ限定 | コンビニ限定 |
昨年版との違い
昨年版と比べると、パッケージが変わっているものの、原材料、栄養成分、乳脂肪分、内容量、製造所まですべて一致。食塩相当量が0.22g→0.23gになっているのみ。つまり中身は全く変わっていません。
販売者は森永製菓株式会社。1899年創業の老舗菓子メーカーであり、「日本のチョコレートのパイオニア」として知られています。
製造は日進乳業株式会社アルプス工場(長野県駒ヶ根市)が担当。中央アルプスを望む自然豊かな環境で、FSSC22000認証を取得した高い品質管理のもと製造されています。
パリパリサンドは、森永製菓の3つの強みが融合した商品
ひとつは、1915年から続くビスケット技術。マリー、ムーンライト、チョイスなど、数々の名作を生み出してきたノウハウが、このオリジナルビスケットに活かされています。
ふたつめは、1986年のパリパリバーで確立したパリパリチョコ技術。冷凍下でもパリッとした食感と良好な口どけを両立させる独自のチョコレート配合です。
そして、チョコとアイスを同時に充填しながら美しいシマ模様を描く複合充填技術。「パズルのように複雑な技術を組み合わせている」と開発者が語るように、まさに菓子メーカーならではの総合力が結実した一品です。
冬だけの特別な白、シリーズ最高傑作の予感
2019年の誕生から5年。パリパリサンドは着実に進化を続けてきました。
2020年にはチョコ10%増量、2021年には食べやすさ向上のためリニューアル、2024年4月にはファンの声に応えて通年販売を開始。そして2024年12月、シリーズ初のホワイトチョコタイプが期間限定で登場し、好評を得て今年も発売。
ビスケット好きはもちろん、ホワイトチョコ好きにもたまらない逸品。期間限定・コンビニ限定ですので見かけたらぜひ手に取ってみてください。
アイスマン福留でした!Have a ICE day !!




















