こんにちは!アイスマン福留です。
今回ご紹介するのは、新発売されたハーゲンダッツ ミニカップの新定番フレーバー『ガナッシュショコラ』です。
ハーゲンダッツミニカップ『ガナッシュショコラ』
ハーゲンダッツといえば、1984年の日本上陸以来プレミアムアイスクリームの代名詞として君臨し続けるブランド。バニラ、ストロベリー、グリーンティーといった不動の定番が揃う中、実はチョコレートフレーバーだけは数年ごとにリニューアルを繰り返してきました。
通年で販売しているミニカップのフレーバーは『バニラ』・『ストロベリー』・『グリーンティー』・『クッキー&クリーム』・『マカデミアナッツ』・『ラムレーズン』・『ザ・ミルク』・ 『ガナッシュショコラ』の8商品。今回、『ショコラデュオ』から3年ぶりに代わる新たなチョコ味として仲間入りです。
ハーゲンダッツのチョコレートフレーバー
ハーゲンダッツ ミニカップのチョコレートフレーバーは、1985年のシンプルな「チョコレート」から始まり、1998年の「チョコチョコチップ」、2003年の「クッキー&チョコレート」、2005年の「ショコラ クラシック」、2009年の「トリュフショコラ」、2012年の「チョコレートブラウニー」、2017年の「クリスプチップチョコレート」、そして2022年の「ショコラ デュオ」など様々なフレーバーを展開してきました。今作は、前作の「2種類のチョコが1つのカップで楽しめる」という発想から一転、濃密ガナッシュを入れた生チョコのようにとろける層構造という新境地に挑んでいます。
開発期間はなんと約2年半。開発担当者がエクアドルのカカオ農園まで足を運びチョコ原料の組み合わせを何パターンも試行錯誤したという力作。通年販売(基幹フレーバー)の仲間入りを果たした本商品、さっそくチェックしていきましょう。
パッケージは、ハーゲンダッツ伝統のバーガンディーレッドとゴールドを基調としたデザイン。「NEW」「濃密リッチ」のデザインが目を引きます。
全体的に落ち着いたデザイン。深みのある色合いが大人のご褒美感を醸し出していますね。
前作「ショコラ デュオ」がミルクとビターの2つのフレーバー構成だったのに対し、今作はガナッシュソースを加え、味はもちろんテクスチャまで意識した構成に。
内容量は110ml、希望小売価格は351円(税込)。ハーゲンダッツ ミニカップとしては標準的なサイズですが手に持つとずっしりとした重量感があります。
これは、ハーゲンダッツがオーバーラン(空気含有量)を20〜30%と低く抑えているため。現状、ハーゲンダッツ以外のアイスはほとんどオーバーランを公表していません。ハーゲンダッツは一般的なアイスより空気が少ない分、同じ容量でも密度が高くなります。まさに濃密な味なのです。小さくても満足感があるのは、こうした製法へのこだわりがあってこそです。
ちなみに、ミニカップシリーズは2026年3月から345円への値上げが予定されています。アイス業界は原料高騰、資材高騰、エネルギーコストの上昇により全体的に値上げ傾向ですが、特にカカオ価格が2024年に史上最高値を記録した影響もあり、チョコレート系商品は軒並み価格が上昇しています。
| ガナッシュショコラ | ショコラ デュオ(前作) | |
|---|---|---|
| 内容量 | 110ml | 110ml |
| 価格(税込) | 351円 | 319円 |
| カロリー | 260kcal | 259kcal |
| 乳脂肪分 | 11.5% | 13.0% |
| カカオ産地 | エクアドル産 | ベネズエラ産 |
表:前作「ショコラ デュオ」との比較
蓋を開けると、まずハーゲンダッツ ロゴ入りの内蓋フィルム(タンパーエビデンス)が装着されています。
商品の液体漏れや品質保持はもちろん未開封性の証としても大きな役割を果たします。全国流通するハーゲンダッツのアイスクリームには欠かせません。
フィルムを剥がすと、ブラウンでシンプルなビジュアルのチョコレートアイスが現れます。
表面はマッドな質感。香りを確かめると華やかなカカオの芳香がふわり。エクアドル産カカオマス特有の、フローラルなニュアンスを感じます。
ガナッシュアイスクリームは、まろやかな甘みとほどよい苦み。コクがありながらもくどくない絶妙なバランスです。
使用しているのはエクアドル産のカカオマス。酸味や苦味が少なくバランスの良い味わいが持ち味。素材にこだわるハーゲンダッツならではの上質な味です。
スプーンを進めると、中心部の濃密ガナッシュソースに到達。チョコレートらしいなめらかさを目指し、生クリームの配合比や糖度・粘度などのバランスを調整し、絶妙なくちどけを実現しています。この、ねっとりとした質感のガナッシュが、アイスとは異なるテンポでゆっくりと溶けていきます。カカオのビター感がぐっと深まり、想像以上に重厚な味わい。まさに生チョコを食べているかのようです。
前作「ショコラ デュオ」はミルクとビターを「選べる」「混ぜられる」という楽しさがありましたが、今作は「溶けていく過程での味の変化」を楽しむコンセプト。能動的に味を変えるのではなく時間の経過とともに変化していく味わいに身を委ねる――そんな没入感のある体験が楽しめます。
食べ頃のコツは、カップの外側を押して少しへこむくらいまで待つこと。(食べごろサイン)ガナッシュソースがより滑らかになりアイスとの一体感が増します。
販売者はハーゲンダッツ ジャパン株式会社。1984年の日本法人設立以来、「キッチンフレンドリー」という哲学のもと、家庭のキッチンにあるような誰でも知っている材料だけを使うことにこだわり続けています。ベースとなるクリームには北海道東部・根釧エリアの新鮮な生乳を使用。土づくりから牧草、飼料、牛のストレスフリーな飼育環境まで徹底管理しています。
本商品の開発を担当したのは、マーケティング本部の渡辺愛梨沙氏。エクアドルのカカオ農園を実際に訪問し異なるチョコ原料の組み合わせを何パターンも検証。ガナッシュの粘度やアイスと合わさった時の溶け方まで徹底的に追求した結果、約2年半の開発期間を要したとのこと。スゴイ!
ハーゲンダッツミニカップの新定番。食べて納得のご褒美感です!
濃厚なチョコレートアイスがお好きな方、自分へのご褒美を探している方はぜひ一度お試しください。
アイスマン福留でした!Have a ICE day !!























