どうも!アイスマン福留です。
韓国系アイスを日本市場に続々と投入するLaveleeのアイスシリーズから話題の新作をご紹介します!
Lavelee『ハートティラミス』
Laveleeの「ハートティラミス」。もともとはナチュラルローソンの一部店舗限定で販売されていたこのアイスですが、今ではセブン-イレブンやイオン系列のスーパー、ドン・キホーテなど、さまざまな販売ルートで手に入るようになりました。
韓国発・SNSで話題沸騰!BTS JINも虜になったハート型ティラミスがアイスに
BTSのJINさんが除隊祝いに贈られたことでも話題となり、SNSでバズった「割って食べるスタイル」のティラミスケーキをアイスで再現した一品。このアイスを手掛けるのは、韓国の人気アイスクリームメーカーLavelee(ラベリー)。SNSで話題となった「クリーミーヨーグルトボール」や「悪魔チョコビンス」「アサイーヨーグルトボール」など、韓国でヒットしたトレンドスイーツを次々とアイスにして日本市場に投下している注目のブランドです。
ハート型が目を引くビジュアルインパクト
パッケージは、鮮やかな赤を基調としたデザイン。中央には大きなハート型の枠内に、ココアパウダーがたっぷりかかった板チョコのリアルな商品イメージがプリントされ、中身が一目で想像できる仕掛け。「BROKEN HEART」という文字とともに、黄色い矢で射抜かれたハートのイラストがポップに描かれています。左上には白抜き文字で「Lavelee」のブランドロゴ、右上には同社の他商品と同じように韓国語で「鶴橋風月クラス」と記されています。韓国語、英語、日本語の「ハートティラミス」という表記が併記され、このアイスのルーツを物語っています。
パッケージは、森永乳業「MOW」などに採用されている紙スリーブ仕様で、ハート型の容器を包むようにデザインされています。よく見ると紙スリーブのサイズが若干合っていない感じもありますが、これもひとつの味わい。日本のアイスとは違う、海外製品ならではのゆるさが逆に新鮮です。
紙スリーブを外すと、さらに内蓋のついた容器が登場。「BROKEN HEART TIRAMISU CUP」という文字が表記されています。これは想像ですが、本当は紙スリーブに透明窓を設けて、中身を見せる構成にしたかったのではないでしょうか。
内容量は120ml。容器はハート型の特徴的なフォルムで、日本の画一的な丸型カップとは一線を画します。この形状こそが、インスタ映えやSNSでの拡散を狙った戦略的なデザイン。
カップは鮮やかな赤いプラスチック製容器。底面を見るとハート型に成形されています。ロッテ『雪見だいふく ハートのいちご』もハート型フォルムを採用していたものの、日本のアイスクリームメーカーでは効率を最優先するため、なかなかこういった型からの脱却はなかなかできません。だからこそ、このハート型のフォルムが際立ちます。
蓋をはがすと、そこはココアパウダーの海!
パッケージを開けると、表面にはココアパウダーがたっぷりとまぶされたぶ厚い板チョコが。くしゃみすると危険なほど、ココアパウダーがふんだんに使われています。まさに、韓国で話題になったティラミスケーキをそのままミニチュアにしたような仕上がりです。
この板チョコはスプーンで割って食べるスタイル。最近流行りのハーゲンダッツ「SPOON CRUSH」シリーズや森永乳業「バリッチェ」「GODIVA」のカップアイス、「砕 MARIE&ホワイトチョコ」などと同じカテゴリ。最近のスプーンクラッシュ系のトレンドにしっかりとハマっています。
チョコレートをパキパキ!っと割ると、中からしっとりとしたチーズアイスと、とろりとしたコーヒーソースが現れる演出は、見た目のかわいさと楽しさを兼ね備えた設計。シャトレーゼ『チョコバッキー』から始まった「(不均等な)チョコ塊ブーム」にも呼応する形で、パキパキとした食感が楽しめる仕様になっています。
コーヒーソースが溢れるチーズアイスの味わい
アイス部分は、ティラミスに使われるマスカルポーネをイメージしたプロセスチーズ使用のチーズ風味アイス。種類別はアイスミルク規格で、クッキー(底部)とコーヒーソースをプラスすることでティラミスの味わいを忠実に再現しています。
スプーンで板チョコを割ると、じゅわっと底から溢れるコーヒーソースが登場。このソースとチーズアイス、ココアパウダー、クッキーが組み合わさることで、まさにティラミスそのものの味わいが口の中に広がります。板チョコとココアパウダーを加えることで多層構造を取り入れ、味わいに深みをプラス。
チョコの塊がパキパキと砕ける食感、コーヒーソースのほろ苦さ、チーズアイスのまろやかさ、クッキーのザクザク感、そしてココアパウダーの濃厚な風味が一体となり、食べごたえは抜群。単なるティラミス風味のアイスではなく、デザートとしての完成度が高い一品です。
高級路線の韓国アイス
価格は537円(税込)と、日本のアイス市場ではかなりの高級品に位置します。販売ルートによって多少異なり、大手スーパーのイオンでは税込約495円(本体458円)、ナチュラルローソンでは税込550円で販売されています。しかし、日本のアイスメーカーや日本のマーケットではなかなか生まれない独自性の高いアイス。今の韓国ブームに沿った商品ということもあり、若者は飛びつくこと間違いないでしょう。
大阪・鶴橋の卸売会社が韓国から直輸入!
製造は韓国で行われていますが、輸入・販売を手がけるのは大阪府大阪市生野区にある株式会社Gold Star。鶴橋といえばコリアンタウンとして有名な地域で、韓国食材や韓国コスメなどの輸入販売に強い土地柄。この立地を活かし、韓国の人気アイスをいち早く日本市場に投入しているのが同社の強みです。
Lavelee社は韓国のトレンドを取り入れた商品開発で知られ、独創的な商品を次々と生み出している注目のメーカー。同社の商品が日本市場に近年上陸し始め、話題作が続々と展開されています。
販売ルートとしては、ナチュラルローソンが2025年8月10日の「ハートの日」に合わせて関東(東京・神奈川・千葉・埼玉)の一部店舗限定で販売を開始。その後、イオン系列のスーパーやドン・キホーテ、韓国食品専門店、オンライン通販などでも取り扱いが広がっています。
コンセプト勝ちの韓国発アイス!
日本のアイスクリームメーカーだと、効率を最優先するため、画一的な商品の季節限定フレーバー展開が主流。全国流通前提で価格に見合った商品開発をするため、こういった斬新な企画はなかなかできません。だからこそ、このハート型フォルムと「割って食べる」という体験価値が際立ち、ライバルも少ないため、高級な価格設定でも十分成り立つのでしょう。まさにコンセプト勝ちといえる商品。
見た目のかわいさ、食べる楽しさ、そしてティラミスの本格的な味わいを兼ね備えた『ハートティラミス』は、韓国ブームに乗った今注目のアイス。SNSでシェアしたくなる”ズルさ全開”のカップアイスです。高級ですが、気になる方は是非一度たべてみてください。
アイスマン福留でした!Have a ICE day !!