どうも!アイスマン福留です。
今回ご紹介するのは、セブン-イレブン限定で発売された井村屋『濃香 宇治抹茶アイス』です。
井村屋『濃香宇治抹茶アイス』
「京都府産 蔵出し熟成宇治抹茶」という、なんとも心惹かれるフレーズが目を引くこちらの商品。春に摘んだ一番茶を低温で半年以上じっくり熟成させた、まさに「お茶の旬」を凝縮したプレミアムな抹茶アイスです。井村屋といえば、1896年創業の老舗和菓子メーカー。看板商品の「あずきバー」や「やわもちアイス」など、和素材を活かしたアイス作りにおいてはかなりの実力派。そんな井村屋が今回、京都府産の蔵出し熟成宇治抹茶を惜しみなく使った本格派カップアイスを発売。数量限定商品ということもあり、これは抹茶好きには見逃せません。
パッケージは、抹茶の深い緑色を基調とした落ち着いたデザイン。「濃香」の二文字が金色で大きく書かれています。
「京都府産 蔵出し熟成宇治抹茶使用」の文字もしっかりと記載。宇治茶には京都・奈良・滋賀・三重の四府県産茶をブレンドしたものも含まれますが、こちらは京都府産の茶葉のみを使用しているのがポイント。
外袋を開けると、同じく深緑のフィルム蓋に「濃香 宇治抹茶アイス」「井村屋」の文字。
カップ本体は漆黒&無地で蓋の緑色との対比が美しい。まるで茶道具のような凛とした佇まい。
蓋を開けると、抹茶の香りがふわり
蓋をめくると抹茶の芳醇な香りがふわり。表面は濃い抹茶色。よく見ると、中央から外へと広がる同心円状の模様が浮かんでいます。まるで枯山水の砂紋——渦紋のよう。禅寺の庭園を思わせます。
内容量は112ml。一般的なカップアイス(ハーゲンダッツ110ml、MOW140ml、明治エッセル200ml)と比べると、ミニカップ寄りのサイズ感です。
以前こちらでも紹介したKASANEL(カサネル)シリーズの層構造を思わせる設計。さらに、天面が盛り上がっているドーム状の立体感は同社製造のDecorty(デコルティ)シリーズを彷彿とさせます。
スプーンを入れると、すっと沈み込む柔らかな感触。ひと口食べてみると、抹茶の香りが口いっぱいに広がります。
これは……想像以上に濃厚。
明るい黄緑色の抹茶アイスは、乳のコクがありながらも後味はすっきり。そこに絡みつくのが抹茶あんソース。この抹茶あん色味からして濃い。
スプーンですくうと、つやつやで、とろりとした質感。抹茶アイスだけでも十分おいしいのに、この抹茶あんが加わることで味わいの奥行きがぐっと深まります。あんの甘みが抹茶の渋みを優しく包み込み、後から追いかけてくるほのかな苦み。まさに「濃香」の名にふさわしい重層的な味わい。蔵出し熟成宇治抹茶ならではの特徴も感じられます。新茶特有の青臭みや刺激的な渋みがなく、代わりにまろやかなコクと深い旨味が際立っています。最高級の抹茶を味わっているような贅沢な気分になれます。

製造者はおなじみの井村屋株式会社。本社は三重県津市、創業は1896年(明治29年)という、127年以上の歴史を誇る老舗です。
「あずきバー」で知られる同社ですが、その強みは何といっても和素材への深いこだわり。あずきバー意外にもようかんやあんまんなども製造しており、1日に本社で使用する小豆はなんと約1億粒。この小豆加工で培った技術が、抹茶あんの製造にも活かされているのでしょう。製造所は岐阜県にある井村屋岐阜工場(元ポレア)。
セブン-イレブンのプレスリリースによると、この商品は「蔵出し抹茶の時期にこだわった商品」とのこと。
蔵出し茶とは、春に摘んだ新茶を茶壺に入れて密封し、冷暗所で約半年間熟成させた後、11月頃に蔵を開けて取り出すお茶のこと。茶道では「口切り」と呼ばれ、「茶人の正月」として最も重要な茶事に位置づけられています。まさに今、12月という時期にぴったりの商品なんですね。
価格は248円(税込:267円)。少し特別感のある抹茶アイスが食べたい——そんなニーズに応える、まさに「ミドルプレミアム」な一品です。
数量限定の商品なので、見かけたらぜひ手に取ってみてください。冬の季節にぴったりのご褒美アイスです!
アイスマン福留でした!Have a ICE day !!





















