こんにちは&こんばんは!アイスマン福留です。
ファミリーマートのアイスケースに、カラフルなカップを発見。これは…アンナミラーズのカップアイス。そういえば井村屋は過去にアンナミラーズブランドから業務用ラグジュアリーアイス「アンナミラーズアイス」も販売していたこともありました。
井村屋『アンナミラーズアイス ダッチアップルパイ』
アンミラこと、アンナミラーズ。あのオレンジやピンクのかわいい制服が象徴のレストランです。1973年に東京・青山へ1号店を出して以来、井村屋が日本で展開してきたブランドです。原点はアメリカ東部ペンシルベニア州の「ペンシルベニア・ダッチ」と呼ばれる人たちの家庭料理。ファミレスという業態が日本に生まれたばかりの時代に本格的なアメリカンフードとホームメイドパイを持ち込みました。すかいらーく1号店の開業が1970年、ロイヤルホスト1号店が1971年。アンナミラーズの青山1号店はその直後です。
2022年8月31日、品川駅の再開発にともなう移転要請を受けて、国内最後の実店舗だった高輪店が閉店。以降はオンラインショップと催事だけの展開が続いていましたが、2026年2月13日、創業の地である南青山に新店舗がオープン。約3年半ぶりの実店舗復活です。この流れを受けての、コンビニアイス化。実にタイミングがうまい!
井村屋というと、あずきバーのイメージが強いですが、アイスの引き出しは広く、創作系にも積極的です。アップルパイ路線でいえば『ごろろん果肉 アップルパイバー』がありました。2021年に登場して、2023年にはソースのりんごピューレを増量してリニューアル。りんご果肉のシャキシャキ感で押し切る作りで、あれは秀逸でした。
アンナミラーズのダッチアップルパイ
ちなみに本家アンナミラーズのダッチアップルパイは、直径21cmのホールで5,670円(税込)。ダッチというのは、パイ生地でフタをする代わりに、ブラウンシュガーとシナモン、砕いたパイを表面にのせて焼き上げるスタイルのこと。生地には練りパイと呼ばれるサクッとした生地を使っています。あの味をイメージしたアイスが340円で味わえるなら、買いたくなりますよね。
同時発売でブルーベリーチーズケーキも登場しています。こちらはクリームチーズをたっぷり使ったチーズアイスに、ブルーベリー果肉入りソース、底面にはチーズケーキの土台のグラハムクラッカーを模したシナモン風味のクッキークランチ。店の看板メニュー2枚看板をアイス化。最近のファミマ、新作アイスの攻め方がかなり本気です。
パッケージは深みのある赤を基調にロゴマーク、そこへオレンジの帯や実物のパイの写真をあしらったデザイン。種類別は「アイスクリーム」とはっきり書かれています。

側面には、オリジナルロゴのイラストテイストを守り、エプロン姿の女性が手廻し式のアイスクリームフリーザーのハンドルを回している、カスタマイズされた「ICE DESSERT」マーク。が。下部にはオレンジ帯に「ダッチアップルパイ」の文字。
さらに、親切な断面図がプリントされていて、上から焼りんご果肉入りアップルシナモンソース、パイ生地、そしてりんご果肉入りカスタードアイスという構成が一目でわかります。買う前から中身が想像できるのはいいですね。
フタを開けると、こんもり盛られたパイ生地。天面にはパイクラム、ブラウンシュガー、焼きりんご果肉入りのアップルシナモンソース。
アップルシナモンソースは琥珀色。表面がつやつやと光っていて、カップの縁のあたりからは淡いクリーム色のカスタードアイスがのぞいています。フタを開けた瞬間からテンションが上がります。
冷凍庫から出したてはカチッと固まっているので、3〜5分ほど置いてからスプーンを入れると、パイ生地のザクザク感と、ソースのとろとろ感がいい感じに楽しめます。
内容量は100ml。カップアイス1個としては標準からやや小さめですが、手に持つと意外とずっしり。種類別はアイスクリーム、りんご果汁・果肉は11%。
りんご果肉ゴロゴロ、シナモンふわり
スプーンを縦に入れて、ソースからカスタードアイスまで一気にすくいます。
最初に来るのはパイのザクザク。ブラウンシュガーの粗い甘さとシナモンの香りが一緒に立ち上がって、口の中がアップルパイの風味で埋め尽くされます。続いてアップルシナモンソース。とろりとした粘度で、酸味はやや控えめ、シナモンも強すぎない絶妙なライン。この中に焼りんごの果肉が混ぜ込まれていて、加熱したりんご特有のやさしい甘さがジュワッと感じられます。生のシャキシャキではなく、アップルパイ特有のフィリングの食感。
そしてカスタードアイス。すくうと黄色みの強い生地に黒い粒がぽつぽつと見えます。これがバニラビーンズシード。卵黄のコクがずっしりあって、後からバニラの香りがふわっと抜けていきます。甘さは思ったより控えめ。この中にもりんご果肉が混ざっていて、スプーンを進めるたびに小さな塊に当たります。
ザクザク、とろとろ、ねっとり。3つの食感が一口ごとに切り替わって、最後まで飽きません。原材料表示の上から2番目と3番目がりんごソースとりんごシラップ漬けというのも納得の果肉感です。
アンナミラーズ定番のダッチアップルパイを、カップアイスとして手軽に楽しめるのは嬉しいですね。
販売者は井村屋株式会社(三重県津市)。製造所はスカイフーズ株式会社(埼玉県幸手市)です。
このスカイフーズ、70年以上の歴史を持つOEM専業のアイスメーカーで、大手菓子メーカーや小売大手からの製造委託を関東エリア中心に長年行ってきた会社です。一口アイスやモナカ、カップアイスの製造を得意としています。
そして2020年10月、九州の雄・竹下製菓が完全子会社化しました。あのブラックモンブランの竹下製菓です。九州で圧倒的な知名度を持ちながら関東での販路拡大が課題だった竹下製菓が、災害時のBCP対策も兼ねて関東に製造拠点を得ました。この買収で竹下製菓の売上高は約1.5倍になったと報じられています。
340円でアンミラ体験
めちゃくちゃおいしい。ソース、果肉、パイ、カスタードの4要素がそれぞれ主張しつつ、口の中でひとつにまとまる。アップルパイの味や食感をしっかり再現した井村屋クオリティが感じられるカップアイスです。
340円という価格は、コンビニのカップアイスとしてはやや高めですが、本家のホールが5,670円であることを思えば、あの味の入り口としてはかなりお手頃。アンミラ世代の方は懐かしさで、知らない世代の方は素直にアップルパイアイスとして楽しめます。
こちらファミリーマート限定、数量限定の商品。見かけたらぜひ食べてみてください。
アイスマン福留でした!Have a ICE day !!
























