どうも!アイスマン福留です。
こんにちは!アイスマン福留です。今回は、1974年から続くロングセラーブランド「パピコ」から登場した期間限定フレーバー、グリコ『パピコ 紅茶ラテ』をご紹介します。
江崎グリコ「パピコ 紅茶ラテ」
発売から51年、累計販売個数38億個以上を誇る国民的アイスのパピコ!代表的なフレーバーはチョココーヒーとホワイトサワーですが、毎年さまざまな期間限定フレーバーが発売されています。梨、マスカット、大人の抹茶生チョコラテなど、フルーツから和テイストまで幅広く展開。そして今回はアッサム紅茶を使用した「紅茶ラテ」味。インド北東部アッサム地方で栽培される紅茶は、甘く華やかな香りと濃厚なコクで知られ、ミルクティーに最適な茶葉として世界中で愛されています。夏場の氷菓というイメージが強いパピコですが、近年は季節を問わず楽しめる濃厚なフレーバー展開にも力を入れています。
なめらかパピコ
パピコといえば“分け合えるおいしさ”が特徴。シャリっとなめらかなボトルアイスとして世代を超えて愛されてきました。ホワイトサワーなど夏のパピコは氷菓のイメージが強いですが、今回のフレーバーは乳成分が入ったラクトアイス規格。口当たりはやわらかく深いコクが味わえます。午後のティータイムの味わいをパピコとして楽しめるなんて嬉しい限り。
パッケージデザイン
パッケージはダークパープル基調。普段のパピコとは様子が違う独特のデザイン&特別感が目を引きます。金縁のティーカップがパピコのロゴと共に大きく配置され、紅茶とミルクが程よく混ざっている絵柄はミルクティー好きにはたまりません。左肩に輝く”香り立つアッサム”のゴールドシールはとっても上品です。
パッケージデザインからも感じ取れますが、これは秋冬の「温かみのあるイメージ」を意識した作り。実際、2024年のアイス市場では紅茶・ラテ系フレーバーが秋冬の人気トレンドとなっており、森永乳業の「午後の紅茶 フローズンティーラテ」が販売計画比157%の好評で再販されるなど、ホットな市場です。
内容量は80ml×2本で合計160ml。これはパピコ全フレーバー共通の標準規格ですね。定番のチョココーヒーやホワイトサワー、期間限定の大人の抹茶生チョコラテも同じ規格です。2本をひとり占めしても、誰かとシェアしてもOK。この「分け合える楽しさ」こそが、1974年の発売当初から変わらないパピコの魅力です。
中央の”八の字リング”に指を通してひねると、気持ちいい手応えでスパッと分割。2004年から採用されたリング式イージーオープンの完成形です。
先端のキャップ──通称「パピコのアレ」──の内側まできっちり詰まっていて、これが謎においしく感じるんですよね。
容器を軽く押し込むと、細い柱のようにアイスが盛り上がります。
表面は繊細な質感。色合いは濃いめの紅茶色。ミルクティーというよりロイヤルミルクティーに近いトーンです。
パピコのなめらかさの秘密
食感は、とてもなめらか。実はこのなめらかさには理由があります。1998年にパピコが「シャリシャリ食感」から「なめらかなフローズンスムージー」へと進化を遂げて以来、さらに改良を重ね、2017年には製造過程に「スパイラル急凍製法」を導入。-35℃の冷凍庫内でらせん状に回転させながら35分かけて急速冷却するという技術の結晶といえます。
華やかなアッサムの香りが鼻にふわり。そのあとを追うようにやさしい甘さ、角の丸い渋み、ミルクのコクが口の中に広がります。まさに紅茶ラテそのものです。
容器を軽く噛んでパピコをゆっくりと味わいます。アッサムの香りとミルクのやさしいコク。食べ進めるにつれ、微細な氷結晶がほどけてよりなめらかな口溶けに。半解凍状態になるとよりなめらかな食感に変化します。冷凍庫から取り出して5分ほど置いてもいいかも。
種類別はラクトアイスで、乳成分を活かしたコクがありつつ、脂質は1本あたり1.9gと控えめ。定番のチョココーヒー(脂質3.1〜3.8g)やホワイトサワー(脂質2.4g)と比較しても軽やか。エネルギーは1本あたり101kcalで、大人の抹茶生チョコラテの103kcalとほぼ同水準。夜のおやつにも罪悪感が少ない設計です。
販売者は江崎グリコ株式会社。製造はグリコマニュファクチャリングジャパン株式会社・三重工場。2020年に設立されたグリコの製造子会社14社を統合した企業で、一貫した品質管理体制を誇ります。
価格はコンビニ実勢で税込み205円。このクオリティなら納得の価格です。
成長するアイスクリーム市場
原材料費や包材、エネルギーコスト、物流費の上昇がアイスクリーム業界全体に影響している昨今、各社が値上げに踏み切っています。2024年には江崎グリコをはじめ森永製菓、森永乳業、明治、ロッテ、赤城乳業など各社が10〜50円の値上げ(2019年以来、約5年ぶりの大規模値上げ)を実施しました。それでもアイス市場は成長を続けています。2024年度の販売金額は6,451億円(前年比106.1%)と過去最高を更新し、5年連続での成長を達成しました。これまで他のコンビニスイーツなどに比べると安価だったアイスクリームですが、値上げによって価格帯が近づいてきました。アイスクリーム自体の価値が向上し、多くの消費者に認められてきたことは、業界にとって喜ばしい変化だと感じています。
今回紹介した「パピコ 紅茶ラテ」は、アッサムの甘い香りとミルクのやわらかさを、パピコならではの”飲めるなめらかさ”で包んだ、ほっと息をつける一本です。
仕事の合間に、風呂上がりにも最適。気になる方はぜひお近くのコンビニで探して食べてみてください!
アイスマン福留でした!Have a ICE day !!





















