こんばんは!アイスマン福留です。
アンデイコから魅力的な新作アイスがファミリーマート限定で登場です!
アンデイコ『サクマドロップスアイスバー』
ファミリーマートで2025年9月30日から発売されている「サクマドロップスアイスバー」。117年以上愛され続ける「サクマドロップス」がついにアイスに生まれ変わって登場。今回ファミマ初となるサクマドロップスコラボは早くも話題になっています。ミックスフルーツ味のアイスと砕いた7種のドロップスを混ぜ込んだホワイトチョココーティングという、構造からこだわった本格派のアイスバー。駄菓子的なノスタルジーと、現代のアイス技術が融合したコラボレーション商品です。
パッケージは深い緑色を基調に、サクマドロップス缶のオリジナルのデザインを踏襲したレトロなデザインと、サクマドロップスのイメージが目を引きます。アイスバーのビジュアルは表面だけではなく、内部も一目でわかるようになっています。昭和世代の人なら、パケ買いしてしまうこと間違いなし。
まるで宝石のように煌びやか
袋を開けると、ホワイトチョコの滑らかな表面に埋め込まれた、色とりどりのドロップスの欠片が目を引きます。ピンク、黄色、オレンジ、緑といった色が無造作に散らばっていて、近くで見ると、まるで宝石箱のように煌びやか。ホワイトチョコのコーティングはやや厚めで、表面には細かな凹凸があります。
内容量は60ml。スティックタイプのアイスバーとしてはやや小ぶり。ちょっとしたおやつタイムにちょうどいいボリューム感です。
一口かじると、外側のホワイトチョココーティングがパキッと割れ、次の瞬間には飴のカリカリとした心地よい食感。飴のハードな質感がホワイトチョコの優しい甘さと絡み合います。ホワイトチョコ自体はミルキーで濃厚ながらも、甘すぎない絶妙なバランス。そしてコーティングを突破すると、中からは駄菓子をイメージしたミックスフルーツ味のアイスが登場。このねっとり感が栄屋乳業らしさ。シャーベットのようにサクサクではなく、ジェラートのような、ねっとり食感です。
ミックスフルーツの味わいは、いちご、パイン、メロン、オレンジといった複数のフルーツが溶け合ったような、ややレトロで懐かしい風味。まさに駄菓子屋さんのミックスジュースを思わせる、あの甘酸っぱさが再現されています。原材料を見ると、りんご果汁、いちご果汁、メロン果汁、もも果汁、オレンジ果汁、パインアップル果汁が使われ、それぞれの果汁が38%という高配合率。ジューシーでやさしい味わいを実現しています。
ホワイトチョコの中に混ぜ込まれたドロップス(飴)の欠片は、食べ進めるごとにカリカリと心地よい食感。このアクセントが単調さを防ぎ、最後まで飽きずに楽しめる仕掛けになっています。甘さはやや強めながらも、フルーツの酸味がほどよく効いていて、後味はすっきり。ホワイトチョコとアイス、そしてドロップスという三層構造が、それぞれの素材の個性を引き立てながら調和しています。あぁ、なんというか新しいけど懐かしい味。
価格は税込198円。最近のアイスバーとしては平均的な価格帯といえます。
製造者は愛知県に拠点を置く栄屋乳業株式会社。同社はセブン&アイの「まるで」シリーズをはじめとするフルーツ・食感系アイスの製造に定評があり、ねっとりとした食感と果汁感を活かした商品開発を得意としており、今回のサクマドロップスアイスバーもその技術力がいかんなく発揮されています。なんといっても、今回はホワイトチョコのコーティングに砕いたドロップスを混ぜ込むという技術に脱帽。感激しました。
サクマドロップス
赤缶の「サクマ式ドロップス」と緑缶の「サクマドロップス」は、実は“いとこ”のような関係。源流は1908年の国産ドロップにさかのぼり、戦後の再建で会社が二つに分かれて別ブランドになりました(赤=佐久間製菓/緑=サクマ製菓)。その後は商標を巡って争い、のちに和解。「サクマ式」の商標は共同保有という形に落ち着きます。(共同保有という点では「メイトー」ブランドに似ています)近況は明暗が分かれ、赤缶の佐久間製菓は新型コロナウイルス感染症の影響で2023年1月に廃業。一方、緑缶のサクマ製菓は今も製造・営業を継続中。見分け方は、フレーバーの違いもありますが、わかりやすいのは“式”の有無と缶の色。——どちらも日本の飴文化を支えてきたロングセラーです。
サクマドロップスという長い歴史を持つブランドとの楽しいコラボ。単なるノスタルジー商品にとどまらず完成度も非常に高い。ホワイトチョコのコーティング、カリカリとしたサクマドロップスの食感、そしてねっとり濃厚なミックスフルーツアイスという三位一体の構成がたまりません。ファミリーマート限定なので見かけたらぜひGETしてください。
アイスマン福留でした!Have a ICE day !!