こんばんは!アイスマン福留です。
江崎グリコ『アイスの実 いちごベジ』
ファミリーマート限定・数量限定で登場した「アイスの実 いちごベジ」。いちごの甘酸っぱさを中心に、トマトの旨みを組み合わせた新しいタイプの一粒ジェラート。フルーツのおいしさを楽しみながら野菜も摂れるというコンセプトで、近年高まる健康志向や“ベジスイーツ”ブームに応える一品といえます。
野菜アイス市場との関連
「野菜を使ったアイス」は珍しいようで、実は定期的に登場しています。2014年にはハーゲンダッツが「スプーンベジ」を発売し話題になりましたし、グリコ自身も2020年に「パピベジ」、2022年に「パピコ デザートベジ」など、野菜をテーマにしたアイスを展開。中でも老舗料亭の株式会社京都吉兆の総料理長徳岡邦夫氏監修のアイスの実は印象的でした。国産野菜シリーズとして<国産とうもろこし><国産かぼちゃ><国産紫いも>の3種類のフレーバーを展開。どれもおいしく感激したことを覚えています。
今回の「いちごベジ」も、その流れを継ぐ商品です。健康志向や食体験の多様化が進む中、日本のアイス市場における「野菜アイス」は今後も注目される領域だと思います。
パッケージは「アイスの実」おなじみのパウチ容器。鮮やかな赤を基調に、いちごとトマトが大胆に描かれています。
容器には2010年から続く「2WAY OPEN」方式を採用。ひとつずつ取り出せる「プチOPEN」と、まとめて出せる「ワイドOPEN」の両方に対応しており、利便性は健在。アルミパウチを使った、同社がかつて販売していた人気飲料「カプリソーネ」を思い起こさせます。
内容量と形状
袋から取り出すと、淡い赤に近いサーモンピンク色のアイスの実が。1袋に12粒入り(84ml、1粒7ml)。
表面はツルツルしており、光沢のある仕上がり。丸くて小ぶりな球体は「アイスの実」シリーズの象徴ともいえる存在です。このフォルムはグリコ独自の成型技術によるもので、他社には真似できない大きな特徴。一粒がひと口で食べやすく、ちょっとしたおやつにぴったりのサイズ感です。
カットしてみると、外側に薄い氷の膜「グレーズ」、内側に濃厚なジェラートという2層構造が確認できます。マグロの瞬間冷凍法からヒントを得たといわれる製法で、アイス同士がくっつかず、外はしっかり、内側はなめらかな食感を楽しめます。
食べてみると、いちごの程よい酸味と自然な甘み。その後に、ほんのりトマトの香りがふわっと広がります。いちごとトマトの相性は意外性がありつつも、イタリアンジェラートではよく見られる組み合わせ。ブラッドオレンジやベリーと合わせるのと同じ文脈で、しっかり調和が取れています。甘すぎず、最後はすっきりとした後味。好きな人にはクセになる味わいです。
冷凍庫から出してすぐよりも、公式が推奨する「7分待ち」で食べると真価を発揮。外側のグレーズがやわらかくなり、内側のジェラート部分がよりジューシーに感じられます。
製造はグリコマニュファクチャリングジャパン株式会社の工場で行われています。同社は2020年に設立され、国内のグリコ製造子会社を統合した生産拠点です。また、「アイスの実」は1986年の発売以来改良を重ねており、2層構造や丸い成型はグリコ独自の技術力を象徴しています。
1袋(84ml)あたり102kcal、脂質1.6g。軽いおやつ感覚で楽しめるヘルシーさも魅力。価格は226円(税込)と、通常の「アイスの実」シリーズよりやや高めの設定ですが、限定感と素材へのこだわりを考えると納得できる範囲でしょう。
今回紹介した、江崎グリコ「アイスの実 いちごベジ」。食べたくなっていただけたでしょうか。
フルーツと野菜を掛け合わせた新しい提案型の一粒ジェラート。いちごの甘酸っぱさに、後からトマトの香りがやさしく重なり、すっきりとした後味を演出!健康志向の高まりや野菜アイス市場の可能性を感じさせる一品です。
気になる方は、ぜひファミリーマートで探してみてください。
アイスマン福留でした!Have a ICE day !!