どうも!アイスマン福留です。
セブンプレミアム『宇治抹茶アイスバー』
まるで春の若葉をぎゅっと濃縮したような深い緑の抹茶アイス。セブンプレミアムから発売された『宇治抹茶アイスバー』は、ただの抹茶味ではありません。一番茶を使った、まさに“抹茶の核心”を味わうための一本です。
袋を開けると、広がる抹茶の香り
袋を開けると、ふわりと立ちのぼる抹茶の香り。和室の畳に座り、湯気立つ茶碗を前にした時のような静かな高揚感!冷たいのに、どこか温かみを感じるのは、その香りが日本人の心の奥に届くからでしょうか。
スティックを持つ手にアイスの重みが伝わってきます。細身の長方形、その形状はとってもシンプル。まるで和菓子屋の棚に並ぶ羊羹のような潔さ。過剰な装飾もなく、潔癖ともいえるまでに抹茶一色。光にかざすと、その表面にはほんのりとした霜が浮かび、しっとりとした質感が伝わってきます。
緻密なサイズ設計と食後感の軽さ
内容量は75ml。小ぶりではありますが、このサイズこそが最適解だと感じます。濃厚でストイックな味わいだからこそ、これ以上は“重く”なってしまう。最後まで集中して味わうには、この量がベストなのです。
かじった断面に、抹茶の世界が咲く
ひとくち目。パキッという音もなく、しずかに、繊維のような層(針状結晶)がほぐれるように割れていきます。断面には、アイスに含まれた抹茶の緑がびっしりと詰まり、まるで森の年輪のような構造美を見せてくれます。
口に入れた瞬間、舌にまとわりつくのは、なめらかな食感と冷たさ。はじめは控えめな抹茶、やがて一番茶ならではの深みある苦味がじんわりと広がり、鼻へ抜ける青々しい香りが後を追います。
1本117kcalと、カロリーも非常に計算されており、罪悪感とは無縁。ミニマルに見えて、実に緻密な設計。製造を担当するのは、あのガリガリ君でおなじみの赤城乳業!確かな冷菓技術と商品設計力の高さが、この一片からでもひしひしと伝わってきます。
種類別はラクトアイス規格。甘さは最小限に抑えられており、あくまでも抹茶の“旨みと苦み”が主役。それでも舌に残るのは強さや鋭さではなく、むしろまろやかな余韻。抹茶好きにとっては、この“苦みの許容量”こそが信頼の証。ごまかしのない、本気の抹茶味です。
抹茶アイスの“純度”を極めた一本
今回紹介したセブンプレミアム『宇治抹茶アイスバー』は、抹茶という素材の力をストレートに引き出した名品。抹茶の奥行きある苦みと香りがしっかり味わえます。
あえて言うなら、これは「アイスのかたちをした一服のお茶」。ただ甘いだけの抹茶味とは一線を画す、真摯なアプローチに脱帽しました。さすが赤城乳業&セブンプレミアム!
本格抹茶の味わいを求める方におすすめです。これは食べるというより、味わうためのアイスバーです。
アイスマン福留でした!Have a ICE day !!