こんにちは!アイスマン福留です。
こんにちは!アイスマン福留です。今回は、セブン-イレブンから登場した冬アイスの注目株、『アップルパイモナカ』をご紹介します。
セブンプレミアム『アップルパイモナカ』
セブンプレミアムのモナカシリーズといえば、チョコレート、抹茶、ほうじ茶ラテ、あずき最中など、これまで数多くのフレーバーが展開されてきた人気ライン。そんな中、今回登場したのがシリーズ初となる「アップルパイ」味。アップルパイといえば、温かいデザートの代表格。それをモナカアイスで表現するという挑戦的な試みです。セブンプレミアムブランドの商品ではありますが、販売を手掛けるのはモナカジャンボシリーズでおなじみの森永製菓。長年の菓子製造のノウハウが活かされています。商品コンセプトは「生地感、酸味、甘味のバランスを調整した、本格的なアップルパイの味わいが楽しめるモナカアイス」。アップルソースが入ったカスタード味アイスを、パイ風味モナカ皮で包んだ構造です。ほんのりシナモンが香る本格感も魅力の一つ。
温もりを感じさせる暖色デザイン
パッケージは、温かみのあるオレンジ〜ブラウン系のグラデーション。黄金色に焼き上がったアップルパイの断面写真が大きくレイアウトされています。りんごの果肉がゴロッと見える様子は、食欲をそそる演出!右側にはモナカアイス本体の写真。視覚的にも「アップルパイ」の世界観がしっかり表現されています。中央には商品名が記され、その下にはアレルゲン、内容量、カロリー、種類別といった情報がわかりやすく並んでいます。
さて、いよいよ開封。モナカを割ってみると…おお、これは美しい…。
製品の内容量は115ml。これは2020年以降のセブンプレミアムモナカシリーズの標準規格で、以前の120mlから若干縮小されたサイズです。とはいえ、一般的なカップアイスと比べて決して小さくはなく、満足感のある容量。

平たく広がった形状が同シリーズの特徴。モナカアイス特有の3つ山構造により、厚みは抑えられつつも横幅があるため、見た目よりもボリューム感があります。重量感もしっかりあり、中身が詰まっている様子が伝わってきます。
モナカ皮はパイ風味。よく見ると皮の内側にはチョコレートコーティングが施されているのが分かります。これは森永製菓が誇る独自技術。モナカ皮の内面にチョコレートをスプレーし、アイスの水分がモナカに染み込むのを防ぐ疎水性バリアの役割を果たしています。モナカジャンボシリーズを手掛ける森永製菓ならではの技術です。接合部の隙間にコーティングを施すことでパリパリ食感が長期間維持されるんです。

アイス本体は優しいクリーム色。カスタード風味のアイスベース。そして、アイスと皮の間には赤褐色のアップルソースの層が見えます。
ひと口目、まず感じるのはモナカ皮のサクサク感です。パイ風味の名にふさわしく、ほんのりとバターの香ばしさとシナモンのスパイス香が漂います。これは期待以上。普通のモナカ皮とは明らかに違う、焼き菓子らしい風味がしっかりと表現されています。
続いて、カスタード風味のアイスが舌の上でなめらかに溶けていきます。優しい甘さの中に、バニラの香りとカスタードのコク深い味わいが混ざり合い、まるで本物のアップルパイのカスタードクリームを思わせます。アイスミルク規格(乳脂肪分3.0%)ながら、しっかりとしたミルク感が感じられます。
そして、アップルソースの層に到達すると味わいが一変します。りんご果汁と濃縮りんご果汁を使用したアップルシナモンソースは、甘酸っぱさが絶妙。ただ甘いだけでなく、りんご本来の爽やかな酸味にシナモンの香りがアクセントとなり、全体の味わいを引き締めています。モナカアイスなのに味はアップルパイ——脳がバグります。
サクサクのモナカ生地、なめらかなアイス、そして濃厚なソース——3つの異なる食感が口の中で楽しいハーモニーを奏でます。
全体のバランスも秀逸。モナカ皮の香ばしさ、カスタードアイスのコク、アップルシナモンソースの旨み。どれか一つが突出することなく、それぞれが役割を果たしながら「アップルパイ」という一つの世界観を作り上げています。例えるなら、温かいアップルパイに冷たいバニラアイスを添えて食べる、あの至福の組み合わせを表現した味わい。冷たいのに心が温まるような不思議な感覚——これぞ冬アイスの醍醐味です。
販売者は森永製菓、製造を手がけるのは、神奈川県大和市に拠点を構える森永エンゼルデザート株式会社。
森永エンゼルデザート株式会社とは
1965年3月「大和食品㈱」として会社を設立、2002年9月に現在の社名「森永エンゼルデザート株式会社」になりました。チョコモナカジャンボの前身商品「チョコモナカ」の頃から同シリーズを手掛け、モナカアイスの技術革新を牽引。チョコモナカジャンボの他にも、アイスボックスやパリパリバーなども製造しています。ちなみに、セブンプレミアムのモナカシリーズは2013年から展開されており、この10年以上の間に森永製菓が製造を担当してきました。チョコレート、抹茶、ほうじ茶ラテ、モンブラン、キャラメル、プリンなど、多彩なフレーバーを生み出してきた実績があります。
セブンプレミアム『アップルパイモナカ』は、「本当にアップルパイの味がする」という驚きと感動をもたらしてくれる、冬アイスの傑作です。
最近は「冬アイス」というワードも浸透し、「寒い季節だからこそ、温かい部屋で濃厚なアイスを楽しみたい」という消費者心理も定着しつつあります。この『アップルパイモナカ』は、まさにそんな冬アイスの魅力を体現した商品と言えるでしょう。
気になる価格は税込235円。セブンプレミアムモナカの通常ラインナップが224円〜246円であることを考えると、妥当な価格設定です。セブンプレミアムならではの品質へのこだわりと、森永製菓の技術力が結実した逸品と言えます。冬の定番として定着するか、それとも期間限定の幻となるか——今後の展開にも注目です。
見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。「アップルパイ×アイスクリーム」という黄金の組み合わせを、モナカアイスという新しい形で体験できます。
アイスマン福留でした!Have a ICE day !!




















