森永マジックアイス(モコモコアイス)

森永マジックアイス

今回はアイスコレクションからの昭和アイテムをご紹介!知っている人なら “涙がちょちょ切れる” であろう懐かしのシャーベット。その名は・・・ 森永『マジックアイス』。通称:モコモコアイスです。見た目は完全に「缶ジュース」!

森永マジックアイス

マジックアイスは、森永乳業が昭和41(1966)年に販売した冷凍炭酸ガス入りシャーベット(ソフトシャーベット)。冷凍室が独立した2ドアタイプの冷凍冷蔵庫の普及に合わせて販売されました。

森永マジックアイス

缶詰の中にはシャーベット原液が入っていて、冷凍をして「缶切り」で開けると、上からまるで蛇玉(ヘビ花火)のようにモコモコとシャーベットが飛び出てくるというユニークな商品。

 

昭和40(1965)年に、日本ではイージーオープンエンド(EOE)技術が導入されていますが、おなじみのプルタブ方式の缶容器が日本国内全体に浸透したのは80年代に入ってからのこと。

 

よって、本品が発売していた頃はまだ缶切りで開けるタイプのものも多かったようです。

 

これは憶測になりますが本品は清涼飲料水と表記されていましたが、今までにないユニークな商品だったこともありEOE技術は採用されなかったのだと思います。

米国コカ・コーラ社と独占契約

マジックアイスは国内で販売するほか、昭和45(1970)年には米国コカ・コーラ社と独占契約を結び販売、その翌年(昭和46年)には、南アフリカ共和国、台湾、ベルギーの3か国から製造・販売における特許許可を受けています。

当時、世界的に見ても画期的なアイデアだったのでしょう。というか、現代にあったとしても十分インパクトがあります。

森永マジックアイス

マジックアイスのつくり方

マジックアイス(缶詰)を冷凍冷蔵庫の冷凍室(マイナス10℃以下)入れ、12時間以上続けて冷凍し、缶切りで開封して食べます。

 

内容量は250ml。普通の缶ジュースのサイズですがシャーベットとしては約3人分くらいの量だったそうです。

森永マジックアイス

当時の世代の方にお話を聞くと思ったように冷やすことができず、キレイなモコモコにならなかったというケースも多かったとのこと。

森永マジックアイス

缶の裏側には冷凍冷凍庫専用 “要凍製”の文字。おなじみの森永エンゼルマークロゴも。昭和26年から昭和61年まで使われていた6代目エンゼルマークです。

森永マジックアイス

半世紀以上前の中身入りの貴重な『森永マジックアイス』の「メロン」&「グレープ」2種類を入手することができました。

 

これは将来アイスクリーム博物館に展示したいと思います。

 

 

  1. 森永製菓 ビストロバニラ

    ビストロバニラ

  2. 赤城乳業 トッピンぎゅ~!

    トッピンぎゅ~!

  3. 小島屋乳業製菓 マックスコーヒーモナカ

    マックスコーヒーモナカ

  4. 赤城乳業 大人なガリガリ君 まる搾り白桃

    大人なガリガリ君 まる搾り白桃

  5. 井村屋 宇治抹茶もち最中アイス

    宇治抹茶もち最中アイス

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