こんばんは!アイスマン福留です。
今回は、ハーゲンダッツの最新作「玉露」をご紹介します。
ハーゲンダッツ『玉露』
ハーゲンダッツの新プロジェクト「JAPAN MIND(ジャパン マインド)」から、待望の第2弾「玉露」が登場。日本の伝統と洗練を、あのハーゲンダッツならではの感性で表現するというこのプロジェクトです。第1弾のクリーミージェラート「いちご練乳みるく」「ほうじ茶きなこ」に続き、今回は「こだわり」をテーマに、日本茶の最高峰である玉露に着目。ティーフレーバー好きには見逃せません。
JAPAN MIND
そもそも「JAPAN MIND」は、日本のよさをハーゲンダッツの視点で再解釈するプロジェクト。第1弾では夏の「納涼」をテーマにかき氷からインスピレーションを得たジェラートを、そして第3弾では8月19日に「ゆずホワイトショコラ」のクリスピーサンドが控えています。各回、日本の季節感や文化を大切にしながら、新しい味わいの世界を提案しているのが印象的。
和を感じさせるこだわりのデザイン
パッケージは、オールプラスチック製の遮光カップ。玉露を彷彿とさせる深い緑色を基調に採用しています。玉露といえば、栽培時に日光を遮ることで旨みを凝縮させる希少なお茶。そんな玉露の特性を踏まえて、光から守る遮光仕様になっています。玉露と茶器のイメージは和の世界観を見事に表現しています。右側には「JAPAN MIND」の文字と共に、金色の「麻の葉」の吉祥文様があしらわれ、日本の伝統美を感じさせる仕上がり。
蓋は、スペシャリテシリーズでもおなじみの「クラウンリッド」を採用。光の屈折が美しく、まるで王冠のような高級感を演出。
商品の味わいだけではなく、洗練されたパッケージデザインや遮光仕様の採用も含めたクオリティの徹底ぶりは、まさに「Dedicated to Perfection(完璧を目指す)」というハーゲンダッツのモットーを体現しています。
内容量は100mlと、やや小ぶりなサイズ。きっと玉露という素材の希少性と、その味わいをじっくりと堪能してほしいという思いも込められているのでしょう。
カップの側面には、「JAPAN MIND」のロゴが。
蓋を取ると、さらに内蓋が。このハーゲンダッツのロゴが刻印されたタンパーエビデンスをはがす瞬間が一番ワクワクします。
蓋を開けた瞬間、目に飛び込んでくるのは美しい翡翠のような明るい緑色。
やや明るく、黄緑がかった色合い。表面は驚くほど滑らか。
スプーンを入れると、その密度の高さを実感。しっかりとした手応えがあり、すくい上げた断面は絹のようになめらかです。
これぞ日本茶の最高峰の味
ひとくち含んだ瞬間、口いっぱいにお茶のいい香りと旨み、ほどよい苦みが広がります。抹茶が力強い苦みと渋みだとしたら、玉露は優しく包み込むような旨みが主役といったところでしょうか。
ねっとりと濃厚な食感は、まるで上質な抹茶テリーヌのよう。舌の上でゆっくりと溶けていく過程で、玉露の複雑な味わいがじんわりと広がります。最初は甘み、次に旨み、そして最後にかすかな苦みが余韻として残ります。
原材料を見ると、クリーム(生乳(北海道))、脱脂濃縮乳、砂糖、卵黄、玉露の5つだけというシンプルさ。余計なものを加えず、素材の良さを引き出すという姿勢が、この深い味わいから感じられます。茶葉そのものを粉砕した玉露パウダーと、繊細に抽出した玉露エキスのダブル使いで、お茶本来の良いところが濃縮されたような味わいを実現しています。
アメリカ発、群馬製造。グローバルブランドが紡ぐ日本の心
製造者はハーゲンダッツジャパン株式会社で、製造所はおなじみ群馬県高崎市新町にある工場。1996年に日本開発第1号フレーバーとして「グリーンティー」を発売してから、実に30年近い歴史を持つハーゲンダッツのお茶フレーバー。構想から完成まで7年もの歳月を要したというグリーンティーの開発ストーリーを思えば、この玉露もまた、相当な試行錯誤の末に生まれた逸品なのでしょう。
2019年には創業35周年記念として「翠~濃茶~」も発売されているため、今回は「玉露」にしたのでしょう。今年は大阪万博開催年ということもあり、各メーカーから和フレーバーが続々登場していますが、ハーゲンダッツのJAPAN MINDシリーズもまさにドンピシャです。
価格は400円(税込)。正直、アイスクリームとしては高価格帯ですが、この品質なら納得の価格設定。玉露という素材自体が希少で高価なことを考えれば、むしろこの価格で楽しめることに感謝したくなります。期待を裏切らないおいしさは、まさにハーゲンダッツの真骨頂。抹茶好きにはもちろん、特別な日のご褒美としておすすめします。
アイスマン福留でした!Have a ICE day !!